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2006年10月29日発行 第308号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
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荏原町駅前交番 廃止問題その3
東京都警視庁から荏原町駅交番廃止の方針が出され、「荏原町駅前交番存続を」の署名が地域をあげて大きく取り組まれました。品川区が交番廃止後「安心安全ステーション」を設置すると打ち出しましたが、パトロールなどの立ち寄り所でしかなく、常駐者がいません。地域からは「せめて警察官OBの配置をしてほしい」の声が上っています。 「交番をなくさないで」の署名は1万1千名余 「荏原町駅前交番の存続を求める署名」は、町会や商店会、小中学校・高校・幼稚園PTAや保育園など地域をあげて取り組まれ、その数は1万1千名を超え、大きな運動になりました。この数に地域の願いの強さが現れているのではないでしょうか。 安心安全ステーションはパトロールの立ち寄り所 品川区は交番廃止の方針が出されたことを受けて、縦3m× 横2.5m・1階建ての安心安全ステーションを新設する補正予算を組みました。防犯拠点と位置づけ、安全サポート隊や我が町パトロール隊、警察官パトロールの立ち寄り所として活用すると言います。管理は東京都警視庁から品川区となり、交番機能はなくなります。警察官OBの配置もなく、常駐者はありません。 せめて警察官OB配置を 地域からは、「せめて警察官OBの配置をしてほしい」との声が上げられています。私・鈴木は決算委員会で、「地域では子供たちを守りたいとの思いで1万を超える署名が集められた。要求は『交番存続』だが、『最悪でも警察官OBの配置をしてほしい』というもの。品川区として東京都に『警視庁管轄とし、警察官OBの配置を求めるべきだ』」と主張しました。 荏原町交番だけなぜ撤去?警察官OB配置もなく… 都は、都議会警察・消防委員会で「(交番)施設の撤去は道路の拡幅、再開発による立ち退き、地権者からの返還の申し出など、やむをえない事情等による場合がほとんど」と述べています。荏原町駅前交番はいづれにも当たりません。 荏原町駅前交番には、現在1名の警察官と3名の警察官OBの配置されているとのことです。都は「パトロールを強化して治安対策を充実させるために統廃合を行う」と説明しますが、1名の警察官が源氏前交番に移動したとしても、OBは今までどおりなぜ配置できないのでしょうか。廃止予定の他の4ヶ所は警察官OB配置の方針が出されています。なぜ荏原町駅前交番だけがOBの配置もなく、交番が撤去されるのか、地域住民は納得いかない。1万人余の署名に応えるべきだと訴えました。 (東五反田) 池田山交番の存続を求める請願が品川区議会に提出され、9月27日の街づくり特別委員会で全会一致で趣旨採択されました。 同様の請願が都議会にも提出され、11月に審査予定です。都議会では自民党の議員が一度紹介議員になったものの後から断ったため書かれた名前が横線で消されています。また民主党の都議にも紹介議員にはなれないと断られたとのこと。紹介議員は共産党と生活者ネットという状況です。 池田山交番の付近では、引ったくりや空き巣、痴漢などがあり、「安心できる地域づくりに交番は欠かせない」と町会をあげて取り組まれ、1963名の署名を集めています。区議会での趣旨採択を得て、今後区長要望などを取り組むとしています。 |