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予算修正提案説明

2005/03/22 みやざき

3月22日の品川区議会予算特別委員会で、みやざき克俊区議がおこなった予算修正提案を紹介します。

予算修正案について説明いたします。

今回の予算修正の目的は、今議会に提案した「議員提出第1号議案 品川区出産祝金条例」に対応するものです。

出産祝金導入の目的は、本会議でも説明していますが、新生児の出生を祝福し、健やかな成長を支援することにあります。子育て世代の経済的支援の願いに応え、区として可能な支援策のひとつとして提案しました。

次に、祝い金予算額の根拠および財源の考え方についてです。

まず、予算額の根拠ですが、今回の提案は、出生ひとりにつき5万円の祝い金を支給するものです。ここ数年の区内の年間出生数は2300人から2400人という状況ですから、予算の策定に当たって2,500人と想定しました。平年度ベースで1億2500万円ですが、半年間の周知期間をおき10月からの実施で6,250万円となります。

財源の考え方についてですが、不要・不急が明らかな海外調査と同和相談員を廃止するとともに、財政調整基金の積み立てを減額して財源とします。

海外調査は、必要な場合に予算化するというのが、議会の申し合わせの立場です。現時点での予算化はこの申し合わせの精神に反します。また、仮に必要となったとしても政務調査費の充当を考えるべきです。

同和相談員は不公正な同和行政を温存・継続するものです。そもそも区内に同和地区もありません。法律相談、生活相談で対応可能であり、同和相談員は廃止すべきです。

次に、予算修正案の内容について説明します。配布してあります資料について表面が修正案、ウラ面が説明書です。

まず、修正案から説明します。

第5号議案「平成17年度品川区一般会計予算」について、第1条の総額を1292億632万3千円から56万円を減額し、1292億576万3千円とします。

修正案の内容については、説明書に基づいて説明します。

ここでは、歳出から説明します。

祝い金の予算6250万円は、3款「民生費」、2項「児童福祉費」、1目「児童福祉費」、20節「扶助費」で、それぞれ増額しました。

次ぎに、海外視察の減額については海外調査9名と随行員1名の旅費700万円、および報告書作成費用、消耗品費の40万円を減額します。1款「議会費」、1項「議会費」、1目「議会費」、9節「旅費」、11節「需用費」それぞれで減額しています。

同和相談員の廃止にともなう減額は、2款「総務費」、1項「総務管理費」、1目「一般管理費」、1節「報酬」と4節「共済費」です。

同和相談員は、現時点も契約中であることを考慮し、2ヶ月間の猶予をもって6月から廃止します。「報酬」12ヶ月分のうち10ヶ月分を減額します。

4節の「共済費」は、同和相談員の社会保険料企業側負担分です。これも10か月分を減額します。

財政調整基金積立は5294万5千円を減額します。9款「諸支出金」、2項「財政調整積立金」、1目「財政調整基金積立金」、25節「積立金」をそれぞれ同額減額します。

後先になりましたが、歳入について説明します。

19款「諸収入」、6項「雑入」、3目「納付金」、1節「社会保険料」をそれぞれ56万円減額します。

これは、先ほど説明した同和相談員の廃止にともなう社会保険料の本人負担分です。区が一時預かる本人負担分を収入から減額するものです。

以上です。なにとぞご賛同いただき、ご決定いただきますようお願いいたしまして提案説明を終わります。

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