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品川区では低所得者に対する区独自の介護保険料減額制度が実現、10月にスタートしました。
区と与党は、当初低所得者への減免制度を「区独自に行う考えはない」「制度の根幹を崩すもの」と反対していました。この制度は品川社保協など住民団体の2度にわたる請願署名運動や、共産党が条例提案含め繰り返し取り上げてきた中で実現したものです。
区は適用者の見込みを1200名くらいとしていました。ところが実際は、その一割ちょっとの144名だけ。適用基準がきびし過ぎるためです。区民からは「食うものも食わずに節約し、葬式代や病気になったときのために貯金したのに受けられないとは」「私の年金は10万円そこそこで家賃を払うと生活はぎりぎり。なぜ受けられないのでしょうか」などの声がたくさん寄せられました。
共産党は、10月の決算委員会で「適用基準が、収入は生活保護基準以下、預貯金も300万円未満と大変きびしいものになっている。もっと多くの人が受けられるよう改善すべき」と要望しました。11月末に行った共産党の区長への予算要望の席で、再度改善を求めたことに対して区長が「改善に向けて検討したい」と述べました。
より多くの人が利用できるよう制度の改善に向けて今後も力をつくします。
大崎中の洗面所と男子トイレ | 富士見台中のセンサー付きトイレ |
3年前、議会で大きな論議になった、男女共用トイレ・雨漏りなど学校施設問題は、小学校に続き、昨年は冨士見台、大崎、浜川、鈴が森の4つの中学校で改修が行われました。区は今後も年間4校づつ行うとしています。
党区議団が今回調査した冨士見台と大崎中のトイレは、プライバシーを配慮したぴかぴかのトイレに生まれ変わっていました。大崎中学校では「一番で利用したい」とトイレの前に行列ができるほど子どもたちは大喜び。冨士見台中学校の雨漏り対策も完了し、「今年は台風時も雨漏りせず安心していられた」と喜びの声が聞かれました。
これらは、学校関係者の皆さんや新婦人のみなさんと党区議団の調査、運動が実を結んだものです。
第四回定例議会で、共産党は「普通教室にクーラーの設置を」の提案をしましたが、区は「検討課題とする」と答弁しています。引き続き、学校施設の改善に取り組んでまいります。
子どもたちの喜んでいる顔が目に浮かびます。生徒総会では、いつも学校の施設整備についての切実な要求がだされていました。これはその一歩。本当にうれしいことです。
冨士見台中元教師扇谷道子
10 |
501 |
50.1 |
||
スパーリホーム |
2 |
1,022 |
511 |
|
空家 |
23 |
746 |
32.4 |
|
1 |
1.237 |
1,237 |
||
(地元割り当て) |
空家 |
8 |
306 |
38.3 |
新築(3DK) |
3 |
253 |
84.3 |
「区営住宅に入りたいがどうしたらいいか」…こんな相談が急増しています。しかし、品川区は区営住宅建設はかたくなに拒否、高齢者住宅の建設計画もありません。日本共産党は、住まいは生活の基本であり、大不況のいまこそ、公営住宅や高齢者住宅の建設に全力をつくすべき、と考えます。
高橋区長は「都営、区営住宅は合わせて四千戸あり、足りているので建設はおこなわない」と繰り返しています。しかし、昨年募集された都営・区営住宅の競争倍率は平均でも数十倍、最高は西五反田3丁目新築都営住宅で1戸の募集は1237倍にも達しました。区内の公営住宅は4010戸、全住戸数の2・6%にしかなりません。このような状況でどうして「公営住宅は足りている」といえるのでしょうか。
深刻な不況の下で区営・高齢者住宅の建設は区民にとって切実な願いとなっています。
財政の使い方を変えれば公営住宅建設の財源はあります。
大崎駅東口のゲートシティには区民の税金一一一億円が投入されました。この税金相当を区営住宅建設に充てれば約四五〇戸の区営住宅が建設できます。
三井不動産や東京電力など大企業に補助金を投入して開発ビルをつくるより区民が安心して暮らせる区営住宅や高齢者住宅建設することが求められています。
ホームレス問題の解決は急がれています。そのためには排除することではなく住宅(施設)や仕事の斡旋など自立のための支援が求められています。
「ホームレス排除」を公言する高橋区長のこの発言、皆さんはどうお思いでしょうか。
高橋区長本人が住めるところがあるから(施設に)入りたがらないんで、住めるところをなくすような状況を、やはり区がつくっていかなきゃならないんじゃないだろうか。(中略)そういう方々が住む場所がなくなれば、施設に入りたいという気持ちが出るでしょうし、また、品川区がどうも住みづらければ他区に行っていただけるでしょうし、やはりそういう方法も考えないと、ホームレスの問題は解決がつかないと思っています。上記の発言は10月9日、決算委員会で自民党議員の「ホームレス問題」の質問に対する高橋区長の答弁です。
12月6日の議会運営委員会(議運)は日本共産党が提出した
1、議会運営委員会の公開、
2、委員会開催中の禁煙、
3、少数会派のオブザーバー参加
の3点の改革提案を否決しました。
議運は、議会運営に関する問題だけでなく、政府への意見書提出や海外視察の実施の可否など重要な問題を協議します。
審議では与党議員から「公開すると本音が出なくなる恐れがある」と反対。日本共産党は「公開して問題となる案件がるなら示すべきだ。議運だけを非公開とする理由はない」と反論しました。
禁煙問題では「現状維持で問題ない」の意見の一方、「自粛の範囲にとどめるべきだ」との意見が出されました。日本共産党は「他の委員会が禁煙になっているのに議運だけが喫煙可とするのは誤りだ」と指摘。「少数会派のオブザーバー参加」では「すでに今年6月結論が出ている。参加を認めるべきでない」との意見の一方、「実施を検討すべき」との発言も出され、与党間で意見が割れました。採決の結果、自民、公明、民主が反対、共産、合同の賛成で否決となりました。
品川区議会は本会議質問のCATV放映、政務調査費の領収書付き公開、議事録のインターネットでの無料公開(今年4月より)など開かれた議会へ大きく前進してきました。改革提案の否決は、議会改革の流れにも、区民の願いにも背くものではないでしょうか。