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区議会議員選挙から一年が経とうとしています。日本共産党区議団は、原発からのすみやかな撤退、東日本大震災の被災者救援に力を注ぐとともに、放射能汚染から子どもたちを守るためのきめ細かい測定や内部被曝対策の実現に奮闘しました。
大震災を経験したいま、政治の役割が正面から問われています。日本共産党は大震災をのりこえ、希望ある年となるよう住民のみなさんと力をあわせ、福祉と防災のまちづくりをめざします。
原発事故による放射能汚染に不安が広がっています。共産党はお父さんお母さんの願いに応え、「放射能汚染から子どもの命と健康を守ることは社会に問われる重大問題」と、きめ細かい測定と内部被曝対策を区に要望。また区内300ヶ所の放射能測定を独自に行ない対応を迫りました。
区議会では「品川区の子どもたちを守る会」のお母さん達が、給食食材等の測定を求め508筆の署名を添えて陳情書を提出。全会一致で採択され、取り組みが大きく前進しました。
運動の広がりが力となり、当初、区は拒んでいた側溝や雨どいの下などホットスポットになりやすい場所の放射能測定と除染対策、11月末からは小中学校と保育園の給食食材のサンプル測定が始まりました。
今後は、ホットスポット測定の結果公表、給食食材の測定強化、区民が求める場所の測定、測定機器の貸し出し、家庭における子どもの内部被曝対策の周知など実施に力を注ぎます。
共産党は、学生、区民とともに宮城県石巻市の震災ボランティアに参加しました。街頭で行なった救援募金を届けるとともに、被災地では側溝の泥かき作業。「野菜を送って欲しい」との要望を受け、昨年10月は野菜募金を行い、被災地に直接届けました。
共産党は被災者の救援を第一とし、その生活と生業の再生に政治が責任を果たすことを強く求めます。
子どもたちを守りたい一心で、手探り状態からのスタートでした。未来を担う子どもたちの健康と笑顔を何としても守りたい。私たちの陳情書を多くの議員さんに賛同いただき、心から感謝します。
品川区の子どもたちを守る会代表鈴木志織
共産党は障害者の声を紹介し、福祉避難所の整備、要援護者登録の対象拡大、支援計画の策定などを求めました。
東日本大震災で障害者、患者、高齢者など災害弱者は津波などの避難情報さえ十分に届かず、死者・行方不明者は一般の人より2倍と言われています。
避難所では障害者が床に横になれず、10日以上も車イスに乗ったままだったという深刻な事態。品川区で暮らす障害者や家族からは「これが東京だったら、どうなるのか」と不安の声があがりました。
区の現状は二次避難所(福祉避難所)に毛布やベット、食料などの備蓄や、医療・介護などの支援体制はなく、要援護者登録も遅れています。
介護事業計画(案)に「福祉避難所の機能強化」が明記され、自家発電装置や防災用品の備蓄などが計画化されました。
昨年10月、品川区は「平塚橋会館(西中延1丁目)に特養ホームの整備を検討する」と表明。11月に発表した今年4月から3年間の「品川区介護保険事業計画の骨子案」に、重点課題として「特養ホーム整備」を位置づけ、「平塚橋会館の整備検討」を明記しました。
しかし、特養ホームはまだまだ足りません。昨年、特養ホームに申し込んだ595人中入れたのは60人とわずか10%です。一日も早い特養ホーム増設に力をあわせましょう。
平塚橋会館に特養ホーム整備が出され、要介護の家族を抱える私には大変うれしい知らせでした。十数回に及ぶ粘り強い請願運動の広がりが区の姿勢を変える力になりました。「明日はわが身」の思いで、がんばります。
南品川5丁目 宇田守利
この「事業計画案」には、あわせて今年度の介護保険料が示されました。基準額は月3900円から4600円〜4700円に、700円〜800円の値上げです。
年金は減り続け、介護保険料や後期高齢者医療保険料は軒並み値上げ、その上消費税の引き上げ…「これ以上払えない」と悲痛な叫びがあがっています。大幅値上げを中止し、引き下げこそ区民の願い。都と国が出す財政安定化基金の増額や一般財源の投入で、介護保険料の引き下げは可能です。
景気の低迷が続くなか、中小業者の仕事確保や地域経済の活性化は切実な願いです。共産党は昨年の11月議会で中小業者の仕事確保などを応援する、住宅リフォーム助成を条例提案しました。
一昨年度、区は住宅リフォーム助成を始めましたが、昨年度は注文の多い一般リフォーム工事を対象外とし、エコ&バリアフリー工事に限定する制度へ改悪。110件あった注文は19件(11月時点)に激減しました。 共産党の提案は制度を元に戻し、充実を求めるものです。
条例提案は否決されましたが、他会派からは「景気が厳しい中、必要性について区として整備・検討してほしい」「中小企業の緊急対策を積極的に求めていきたい」などの意見が出されました。実現へ引き続き力を注ぎます。
共産党は「視覚障害者の安全を守るため、点字ブロックや音響信号などの設置を求める要望書」を区長に10月28日提出。視覚障害者の方々と一緒に大井町駅周辺を調査し、まとめたものです。
駅周辺の歩道には点字ブロックがありますが、横断歩道には全くありません。「クラクションを鳴らされたらパニックになり、右も左もわからなくなる」と言います。音響信号もほとんどありません。
区に対し駅周辺すべての横断歩道に点字ブロック(エスコートゾーン)と音響信号の設置、きゅりあん内の点字ブロックなどの改善を要求。区は関係機関との協議を進めています。
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