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日本共産党は、4年前に国交省が品川区上空を超低空飛行する「新ルート計画」を発表して以来、区民の命・安全・くらしを脅かす危険がある、と撤回を求めてきました。
安倍首相が1月の所信表明で、「地元の理解」を得て2020年までに実施と宣言。「地元」品川区民が、「新ルートは撤回」の意志をキッパリと示せば止められます。
1. 区議会には「了承していない」と言い、一方、国には「容認」表明
区長は、昨年のタウンミーティングで、2年前に「国策なら甘受する」と国交省に伝えていたと発言。この間、区議会には「了承していない」とウソをついていたのです。
2. 区長は「落下物ゼロ」は、国に求めていない
区長は「落下物はゼロに」と国交省に強く求めたといいますが、国の「交渉記録」には、区長は「デメリットを少しでも軽減」と言っただけで、「ゼロ」にせよとは求めていません。品川上空を飛ぶ限り「ゼロ」にはできません。
5月に国交省は、全国7空港でこの半年間に219件もの部品脱落があったと報告しています。
3. 4年間も区民に隠れて、新ルート計画を「推進」していた
共産党が入手した国交省の「交渉記録」には、4年前に国交省で新ルート案がまとまると最初に訪問した先が濱野区長。4回開催の協議会(注)の前には、品川区と事前の交渉を行いました。区長は、5回の交渉すべてに出席。2016年には、国交省に2回も出向き「理解」を表明し、「感謝」されていた。そして、国交省に品川区への「メリット」を約束させたと自慢したのです。
今になって、理解したのは「機能強化」であり、「新ルート」は容認していないというのは全くのゴマカシです。区長は早い段階で、「容認」から「推進」に踏み込んでいたのです。
(注)協議会とは:「首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会」のこと。国および関係自治体や航空会社などの構成。23区の代表は、現在は荒川区長。
4. 品川区に、国交省との記録「不存在」の“闇”
品川区は、区長が出席した5回の交渉記録を共産党が情報公開で求めても「不存在」としています。国交省にある「交渉記録」が品川区にないということがあるのか…。「不存在」とて隠ぺいすることは絶対に許されません。
4年間に19本の「撤回」求める請願。請願賛成は、共産党、ネットに加え、5人の無所属議員すべてが賛成に回り、計画に反対する議員が14人に増えました。
3党は「撤回求める」19本の請願すべてに反対し、先日の区議会では「不動産価値の低下が心配」という請願に対して「不安をあおる」(公明)、「間違った情報による」(自民)と攻撃して否決しました。区民の願いに背を向けるこれらの党に厳しい批判が広がっています。
こんな危険な計画の強行は許せません。しかも、区民に隠して容認していたり、交渉記録を一切残さないとは、森友・加計疑惑の品川版です。品川からこの無謀な計画をストップさせましょう。
羽田増便による低空飛行ルートに反対する品川区民の会
共同代表 秋田 操 さん
超高層ビル・大型道路建設には数千億円の巨額の税金投入。一方、区民の福祉は「23区で最低」。福祉を削ってため込んだ1000億円の基金の一部で、区民の暮らしは豊かになります。ご一緒に区政を変えましょう。
「特養ホームはもうつくらない」の区の方針を切り替えさせ5ヵ所増設。2つ目の老健施設も実現。しかし、特養ホームの整備率は23区でいまでも17位。待機者は460人超。老健施設整備率は21位。待機者ゼロへ、さらに増設を求めています。
「待機児解消は、認可保育園の増設で」の共産党の提案に、最初、区は「将来、子どもが減る」と拒否。詰め込みと非正規保育士の増員で対応してきました。
「保育園落ちた」などの告発や請願、ママ・パパや共産党の粘り強い運動で、この3年間で34ヶ所増設が実現しました。
待機児ゼロへ、さらに保育園の量とともに園庭確保や保育士の処遇など質の改善へ全力を尽くします。
国保料の滞納者は2割。品川区は滞納者への差押えが23区で2位。区長は「収納率23区1位」と自慢しますが、区民への過酷な取立ての結果です。区民の痛みを知っているのでしょうか。
区が削減した国保会計への税金投入を元に戻せば、一人2万円保険料引き下げができます。さらに子どもの国保料無料化は都内(昭島・東大和・清瀬市)でも実施。品川でも実現させましょう。
調理師Aさんの訴え
国保料滞納分の返済を月3万円から5万円に増やせと言われ、区に相談に行っても「払ってもらいます」と取り合ってもらえませんでした。気が付いたら裸足のまま、ビルの屋上に。死のうと思った…。
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