連日、暑い日が続いています。都内でも気温が38℃を超える日も。「玄関先の温度計を見たら道路の照り返しもあるのか、40℃を超えていた」との声も寄せられています。
例年を超えるような夏の厳しい暑さ。熱中症による救急搬送も増加。環境省は熱中症警戒アラ—卜を発表し「外出をなるべく控えて、こまめな水分補給と適切なエアコンの使用」等を呼びかけています。
気象庁は「8月は期間を通して猛暑日の日数が増える可能性も。熱中症への対応を引き続きお願いしたい」と説明。まさに災害級の猛暑です。
「電気を消して、扇風機ひとつで生活している高齢者がいる」とホームヘルパーは話します。部屋にクーラーはあるものの、適切に使用されておらず、体調をとても心配しています。
また、高齢者を訪問し、クーラ—の使用を呼びかけている民生委員は「多くのお年寄りが電気代を心配し、使用を控えている」と話します。
共産党は食料品等の物価高騰や電気代値上げから住民の いのちと暮らしを守るため、5月に緊急要望を品川区に提出。「電気代の支払いが心配で、クーラ—を控える高齢者が多い」と、暮らしの実態を示し、所得の少ない世帯へのエアコンの設置及び電気代への補助等を提案しました。
品川区議会の5月・7月の補正予算でも繰り返し提案。5月補正では住民税非課税世帯等への3万円給付金が実現しました。8月中旬にも対象世帯に3万円が口座に振り込まれます。しかし、電気代補助について区は「その考えは無い」と冷たい対応。その理由を「国を含めた検討が先」と説明します。
食料品や電気代など相次ぐ値上げに対して、無為無策を繰り返す岸田政権に怒りの声もあがっています。
同時に夏の猛暑や熱中症から住民を守るため、品川区の独自策は急務。とりわけ高齢者への支援はいのちに関わる重大問題です。
猛暑や線状降水帯による災害など、地球温暖化による気候危機対策もまったなしです。
省エネルギー化の推進、石炭火力発電の廃止、脱原発、再生可能エネルギーの抜本活用など対策は急務です。
少ない年金で生活をしている私にとって、食料品の値上げや電気代の値上げは死活問題です。もうこれ以上、削るところがありません。毎月の電気代の請求が心配で、心配で。クーラーなしは、もう我慢も限界です。
80代女性
7月から制度が始まりました ご利用ください
品川区高齢者補聴器購入費用助成事業
◇対象者(65歳以上の品川区民、住民税非課税、耳鼻咽喉科の医師から基準の証明を受けた方等)
◇助成額(上限3万5千円、5年毎の再度申請あり、助成決定前に購入した機器は対象外)
◇事前確認依頼書の配布先(区ホームページ、区役所3階高齢者地域支援課、各ゆうゆうプラザ、シルバーセンター、地域センター、在宅介護支援センターなど)
◇問い合わせ品川区高齢者地域支援課:電話03-5742-6802
「いつもの日常が航空機騒音で一変。あまりにうるさくうんざりです。子ども達が独立したら、引越しを考えたいと思っている」ー羽田空港への着陸機が品川区を低空飛行する羽田新ルートの運用強行から4年目。
切実な声が引き続き寄せられています。
共産党は住民の声を繰り返し取り上げ、森澤区長に国に羽田新ルートの運用中止を要望するよう再三、追求しています。
ところが区長に中止要請の考えはなく、理由に国土交通省が検討会を設置し検討している事をあげます。
この検討会の実態は時間稼ぎのゴマカシです。「ルート見直し」と述べながら、品川区を低空飛行する事が前提なのです。
しかも、この1年間は開催すらされず、結論を出す日程も決められていません。
こうした区長の姿勢を問うのが区議会の役割です。
ところが住民が提出した陳情※(羽田新ルートについて区長による実況見分と国との計画撤回交渉を求めるもの)に賛成は共産5名含む9名で、否決となりました。
低空飛行の中止を求めない区長と区議会の姿勢を正さなければ、住民の苦しみは解決しません。引き続き力を合わせましょう。
8月よりくは35万人区民を対象に品川区民アンケートを実施。6ページ目に「羽田空港の新飛行ルートに関すること」の設問があります。
航空機の低空飛行による生活への影響や区民の声を積極的に届けましょう。回答の〆切は8月31日です。
既存新幹線の4倍もの電力消費、残土処理の問題、6つの活断層を貫通、南アルプスの環境破壊、そもそも社会的に必要ないなど問題山積のリニア新幹線中止を求めました。
調布の陥没事故でも大深度地下工事の危険性は明らかになりました』)ニアの始発駅は品川です。無駄な巨大プロジェクトを、ここでストップさせましょう。
「さらなる特養ホームをつくる考えが、なぜ森澤区長に無いのか」。400名の高齢者が特養入所を待つ中、3年間で3ヶ所240名分の特養増設では足りないと、さらなる増設を区長に求めました。区長は増設計画を拒否。
これでは高齢者の暮らしは守り8切れません。特養増設へ、引き続きかんばります。「軍事で平和はつくれない」と「市民連合しながわ」は、岸田政権が進める安保関連3文書や財源法に反対する意見書提出を区議会に求めました。
抑止力を理由に、大軍拡を進める岸田政権。しかし、軍事対軍事では、国際紛争は解決しません。
国連憲章と憲法9条いかした外交が大切です。
4月区議選後の初定例会。各党•区議は住民の願いに対して、どんな態度をとったのでしょうか。7月11日の最終本会議で採決された、請願・陳情署名の結果を紹介します。
〇は賛成、Xは反対です。
このページのトップ