品川区の介護保険
貯め込んだ基金16億円余
どうしてこんなに余ったのでしょうか?区民に還元を
 介護保険は3年ごとに見直し、事業計画や保険料を決めることになっています。今年は事業が始まって3年目、見直しの年です。10月29日厚生委員会に来年4月から向う3年間の「第2期介護保険事業計画」の骨子案について区の説明がありました。

23区一番高い保険料
    来年度は3300円据え置き

 説明では3年間で基金積み立て(貯金)は16億円を超えることは確実です。第2期の65歳以上の保険料は基金を3億円だけ取り崩し現行と同額に据え置くとのことでした。

保険料の取りすぎ・少ないサービス利用

 共産党区議団は介護保険開始前より「療養型病床群を実際の3倍も見込んでいるため保険料が必要以上に高くなっている。23区で1番高い保険料は取り過ぎ。引き下げよ」と指摘してきました。12〜14年度の第1期のサービス量の見込みに対し、施設、在宅あわせて使われたのはわずか7割です。必要以上に保険料を高くしたため莫大な基金をためる事になりました。とりすぎた保険料は、区民に還元すべきです。
保険料の引き下げ、低所得者のための減免制度の充実が求められています。また、特養老人ホーム入所待ちは9月末現在640人にものばります。老健施設は区内1ヵ所しかありません。施設の増設も求められています。
 介護保険改善のため引き続きがんばります。