建設委員会報告
荏原市場跡住宅498戸
2004年1月4月入居

 荏原市場跡地の区民住宅の建設が進んでいます。11月25日建設委員会の視察の報告と共に、品川区の住宅施策をお知らせします。

「区民住宅建設のみ」の高橋区政では「品川に住み続けられない」

○写真右側A棟が31階建て区民住宅400戸、入居は2004年4月予定。1LDK50uが55戸、2LDKが149戸、大型80uの3LDKと4K76戸
○写真左側C棟は14階建区民住宅98戸、入居は20041月予定。2LDK63u40戸、3LDK73u38戸4DK20戸。他に高齢者の複合施設(個室タイプのケアホーム81人と安心の住まい43人)と、大崎地域センター、集会施設、店舗、クリニックの複合施設。A・C棟共に工事は30%の進捗状況です。9階まで立ち上がったA棟を視察しましたが中央が吹き抜けの開放的な建物でした。
 区役所前の区民住宅「ファミーユ下神明」が25階129戸に比べるとかなり大きな建物となります。
○中央B棟は都営住宅87戸ですが、既に完成今年5月より入居。

区営住宅建設こそ緊急の課題

 地域の方から「娘が社宅から出なければならないので、都営住宅に申し込みたい」「年金暮らしになったので家賃が払いきれない、区営住宅に移りたい」と、低所得者向けとされている公営住宅の希望者が急増しています。
 しかし区は「中堅所得の若年ファミリー世帯支援」として区民住宅建設のみ進めています。区民住宅は、国や都の特定優良賃貸住宅制度の活用により家賃の助成があるものの、上記のファミーユ下神明の家賃を参考にしてください。かなりの負担であり、不況下の要求に答えられる物ではありません。

公営住宅4010戸で足りている・・区長発言

 区長は、「区営住宅393戸、都営住宅3617戸、合わせて公営住宅4010戸で足りている」と言っています。
 皆さんはどう思われますか。都営住宅の応募倍率は、平均でも40〜50倍、数十回申し込んでも入居できません。まして住み慣れた品川地元割り当てはわずかです。都は、荏原市場跡地の都営住宅を最後に、今後の計画はないと言っています。    共産党は、今後も住み続けられる品川めざし、家賃の安い区営住宅建設を求めていきます。