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南恵子 お元気ですか南恵子です。 2003年8月3日発行
第789号

minami@jcp-shinagawa.com

自治体学校・徳島市で開催
今年のテーマは

住民参加の政治システムをつくる
吉野川可動ぜきの運動に学ぶ

 7月25〜27日、徳島市で開催した自治体学校に参加しました。各地の行政の現状とそこの住民が展開するさまざまな運動の報告を聞きました。

 毎年開催される自治体学校は、今年で45回目を迎えます。始めの頃は、年二回づつ開催していたといいますが、今年の参加者数は1300人で予想を上回る参加数だと実行委員会はいいます。 吉野川は、全長149キロもあり暴れ川と呼ばれ、今日まで流域の人々の飲料水や農業用水として使われてきました。この川の下流域には、250年前に造られた第十ぜきがあります。この堰はずっーと氾濫も堤防の決壊もなく住民に親しまれてきました。
住民運動と民主主義の新しい形

 ところが、今から10年前に可動ぜき建設計画が明らかになり、住民運動が広がりました。南がこの堰を見に行くときに乗ったタクシー運転手は、「可動ぜきは何の効果もないことは明らかなのに、何で造るのか。」「可動ぜきの所まで海水は上がってこないのに、無駄遣いそのものだ」と繰り返し話していました。
 そういうなかで、自治体学校の一日目の報告は、初めから「反対ありき」の運動でなく、計画への「疑問がある」という姿勢で、多くの住民の気持ちをまとめていったという内容はとても印象的でした。

情報公開は行政の責任

 吉野川が大好きな人々、主婦や釣り仲間が先頭に立って、吉野川のすばらしさを住民に知ってもらおうと、いろいろなイベントを繰り返し、建設省には、説明会の開催を求めて情報公開と話し合いを徹底しました。
 吉野川可動ぜきに反対する住民は、太田県政をささえる『民主主義の学校』を立ち上げました。ところが、野党は前知事の汚職問題の調査経費を否決し、臭い物にふたの姿勢に住民から怒りが広がり、「汚職調査団設置の実現」をめざして、ひとり100円のカンパを広く募る運動を展開。
 この間、太田知事の不信任という自体を招いたものの、議員の意見を聞く公開討論会の開催や住民の怒りの前に議会も変化さぜるをえなくなりました。
 住民の、積極的な、道理のある活動が、また、あらゆる立場の人たちと共通する要求を掲げて運動を展開するならば、必ず大きな成果はつかめることを明確に物語っていると思いました。
 また、地方から政治を変えたいという大きなうねりが広がっていることを実感した研究集会でした。

しながわ平和のための戦争展

日時 8月14〜17日10時〜20時
会場 品川区民ギャラリー(イトーヨーカ堂の8階)

朗読集団「風」が17日に朗読します。

作品は、「むらさき花だいこん」です。
日本が侵略した中国で、傷ついた兵士が日本に持ち帰った花大根の種を、全国各地に広げるという話です。どこまで、話せるでしょうか。


南大井地域の区民まつりに参加

南大井後援会と南恵子は、7月19・20日に開催された区民まつりに参加し、地域の皆さんと盆踊りを踊って楽しみました。
各町会ごとに設置されたテントやソフトボールクラブの女性のみなさんのテントもあり、とてもにぎやかで華やかでした。後援会副会長は、すたすたと盆踊りの輪のなかにはいり、1時間以上も楽しく踊ってきました。そのあとのビールのおいしかったこと! お疲れ様でした。(会員Mより)