都と区がすすめる A型(駅前型・企業型)、B型(小規模)
認証保育所B型 運営が大変

 決算委員会で、東京都や品川区が積極的にすすめている認証保育園の問題を取り上げました。

 小規模保育園は、やはり保育園運営に厳しさを抱えています。23区中8区が区独自の補助を実施していますので、品川区にも同じようにやるよう求めました。


 現在、区内にある認証保育園は、A型,B型とも4ヶ所づつ、合計8ヶ所あります。

  A型は企業などが経営していたり、駅前や複合のビルの中につくられていることが多いようです。B型は以前の無認可保育園が認証保育園として生まれ変わったところが多いです。

無認可のときも大変だったが B型になっても変わらない

 南は、この問題を質問するにあたって、B型の認証保育園に問い合わせて現状や要望などを聞きました。

 認証保育園は、従来の無認可保育室を施設基準などをレベルアップして認可保育園に準じたものにする――として、補助金を都と区で出すことになっています。

  しかし、4月当初は子どもが少ないにもかかわらず職員は2名を置かなくてはならず、補助金は子どもの数分しか出ないし、保育料も子どもの分しか入らないので、無認可時代と同じように園運営は厳しいいままです。

23区中8区で区の独自補助を実施

 また、保育園運営はどこでも大変ですから、区単独補助の実施がはじまっています。調べてみると、施設改修費、人件費、障害児加算、備品購入費などさまざまです。(下に一覧表を掲載)

 南は、この点の質問にあたって、認証保育園は区の補完的な役割を持っているはずなので、区の認識を聞きました。担当課長は、はっきりと「認可保育所の補完をするもの」と答弁しています。

保育料が高くても 一時だから―― と選ぶ場合も

  また、本来なら公立保育園に入りたかったが、入れなかったためにという方も多くいます。一時的だから保育料が高くても我慢しようという方が多いのです。自分で選択するのだからいいではないか、という意見もあるかもしれませんが、不況時代、子育て費用の軽減を求める声が大きくなっている時だけに、何らかの補助金を出すことは考えてもいいのではないでしょうか。

A型保育園の高い保 育料金に驚く

 先にご紹介したA型の認証保育園ですが、経営者は企業が多く、施設はきれいで駅前にあり便利ですが、保育料がどうしても高くなりがちです。

 区内にあるのは、不動前駅、目黒駅、東品川のシーサイドフォレスト駅などです。駅から5分以内なら開設時の補助金が出ます。

 南が委員会で視察にいったのは東品川のシーサイドフォレスト駅前の保育園ですが、できたばかりでとてもきれいな施設です。気になる保育料は、やはり高めです。ゼロ才でみると最低でも6万3000円(週5日、1日8時間)〜9万6000円(週6日、1日13時間)です。これでは、預けたくても預けられないではないでしょうか。

 少子化時代の願いは、経済的支援がトップです。都の調査にもはっきりと示されています。


議会応接室を禁煙にしてほしい 議会内の会議で一石を投じる

 品川区議会で、各会派の代表と会計担当者による『政務調査費』の学習会を開催しています。

 これは、オンブズマンの会が自民党区議団のデタラメな政務調査費の執行を告発したことで、使い方などの確認をすることになって開催されたもので、今後も数回開く予定です。

 南は、わが党の会計責任者として参加しました。

 冒頭、事務局長から説明がありましたが、説明の最中にある議員が喫煙しはじめました。会場の議員応接室は議会内で唯一の喫煙可能の部屋ですから、堂々と吸いはじめたのです。

 今日、区は町中での歩きたばこは禁止し罰金までとっていますから、議会内で喫煙できるといっても配慮があっていいと思います。せめて会議中は遠慮してもいいのではないでしょうか。

 南は、応接室は喫煙可能だと知っていましたが、遠慮してほしいと発言しました。嫌煙者が煙に対して本当に迷惑しているところを喫煙者が理解する必要があると思うので、議題とは違いますが、迷惑している現場でしっかり伝えることが大事だと思い発言したのです。

 喫煙した議員は、突然指摘されたので驚いたと思いますが、喫煙可能な場所だと主張しました。

 南の発言に数人の議員が同調し、同じように煙に不快を感じていること、会議を喫煙できない会議室でやってほしいことなどの発言をしてくれました。心強く思いました。

 もっと、マナーを守り、周囲に敏感に暮らせるようにしたいものです。