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2004年1月25日発行 第56号 ryo@nakatsukaryo.net |
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原小・伊中 小中一貫校の概要が発表 1月20日文教委員会が開催され、原小・伊藤中の小中一貫校建設計画が発表されました。校舎は地下1階地上5階。1階は1・2年生、2階は3・4年生及びすまいるスクール、3階は5・6・7年生、4階は8・9年生、5階は高学年の特別教室およびプールとなっています。 区内2校目の小中一貫校計画 品川区における2校目の計画となる大井地区の小中一貫校計画は、昨年の2月にプレス発表され、「平成15・16年度に基本設計・実施計画、平成17・18年度に工事、平成19年4月開校予定」とされています。伊藤中学校の敷地内に、原小・伊藤中の小中一貫校を建設するこの計画には、これまでも保護者の間から様々な意見が出されていました。 原小・伊藤中で保護者が区に質問 原小学校では、昨年の夏休み前に2度にわたって保護者会を開催。アンケートを実施し、教育委員会に様々な質問・要望をしました。しかし夏休みを過ぎても回答がなく、議会の中で、教育委員会は「保護者の意見はあくまで参考。あえて、一つ一つ決定前に答える必要はない」と答弁。保護者からは怒りの声が上がっています。伊藤中PTAも昨年10月にアンケートを実施、教育委員会からの回答を求めていました。丁度この期間は、学校選択の時期と重なり、原小の保護者は不安を隠しきれません。隣の冨士見台中学の入学希望者が約一クラス分増えたことに対し、ある保護者は「伊藤中では校舎改築と重なり、勉強・部活が心配。区の説明は不十分だから」と話していました。 今年中にも仮設校舎建設。来年の5月校舎解体 議会で追求 小中一貫校計画には保護者、地域、教員の間にも様々な意見があり、十分は審議と、合意が欠かせません。 私はこの問題を議会でも取り上げ、計画を進めるにあたり、政策決定前での情報の提供、保護者、教員、地域の意見の反映を求めました。 特に教育委員会の非公開での審議・決定は行政の住民参加の流れに逆行します。小中一貫校の計画発表から約1年程が経ちますが住民への説明会は、昨年の1回しか開催されおらず、決定だけが優先される教育行政に不満の声があがるのも当然です。 地域に何一つ相談が無いことに怒りの声 伊藤中PTAのホームページにはこんな意見が掲載されています。「この計画が非公開で、地域に何一つ相談もなく決定されたことに怒りを感じる。第1校目は、まだ何も答えが出ないうちに、2校目を始める意味が不明。両校とも、40年、80年と歴史があるものを、数名の教育委員が消してゆくことの責任の重さ、子ども達への責任を感じてください」 伊藤中学校 工事日程 計画では、今年中には伊藤中学校の校庭に仮設校舎の建設(4ヶ月)が始まり、早ければ年末には校舎の一部改修(2週間)、そして平成17年5月には校舎解体(平成18年12末頃まで)が着工とされています 30学級の実現を 全国では30人学級による学校づくりが広がり、教員・保護者からも歓迎されています。30人学級の実施こそ区民の願う学校教育です。今後も、行政の積極的な説明や情報提供をもとめ、「30学級の実現」「区民参加の学校づくり」をすすめていきましょう。 なかつか亮 |