日本共産党品川区議団TOPへ 「なかつか亮ニュース」目次へ |
2004年2月1日発行 第57号 ryo@nakatsukaryo.net |
||
お気軽にご相談ください 気軽な町の無料法律相談会 なかつか亮の駅前宣伝 |
どうなるの?品川の教育 区教育委員会の規則が改悪 教育改革4年目の検証 品川区の教育改革(プラン21)は、平成12年度から実施され「学校選択制」「習熟度学習」「学力テスト」「小中一貫校」等を進め、今年で4年目を向えます。学校が抱えている諸問題(学力の低下・いじめ・不登校・学級崩壊)は、その克服が区民からも強く求められ緊急の課題です。1月28日きゅりあん大ホールにて「プラン21フォーラム品川の教育改革4年目の検証(区教育委員会主催)」が開催されました。その報告の中で「学校の教育改革のキーワードのひとつに、徹底した学校の情報公開が必要、学校と保護者の間に共通の情報の共有化が欠かせない」と力説していました。 なぜ、会議が非公開に 一方で、昨年から教育委員会の審議が度々、非公開となっています。2回にわたり非公開となり問題になっている、原小・伊藤中学校の小中一貫校構想の件に対しては、区民の間から「なぜ、非公開にするのか」と、教育委員会に対し意見が提出されています。 しかし、その後も度々非公開。教育委員会への疑問の声はさらに広がっています。 会議は公開が原則 品川区教育委員会会則では、非公開にする際は「人事に関する事件」と限定され、「会議は公開とする」という、公開の原則が明記されています。 昨年12月、公開に制限 私は昨年9月の文教委員会で「なぜ小中一貫校の審議を非公開にしたのか」と質問。区は「各委員の方々が率直なご意見を述べるため」と説明。12月8日には区教育委員会委員長が「秘密会にしたのは政策形成過程中の事項であり、慎重な審議をするため」と説明しました。 法律でも公開が原則 地方教育行政の組織及び運営に関する法律では「教育委員会の会議は、公開する。ただし、人事に関する事件その他の事件について(略)これを公開しないことができる」と明記され、政策形成に係る事項等は、もちろん公開が原則です。 区教育委員会はなぜ、公開を制限するのでしょうか。会則改定は国が定めた法律に照らしても問題です。そこまで「非公開」にする理由が、いったいどこにあるのでしょうか。 開かれた区政の推進… 高橋区長は昨年の区長選挙の際に「開かれた区政をさらに進める」ことを公約に掲げています。品川区の基本計画にも「開かれた区政を推進し、行政に対する区民の信頼を高めるため、一層の情報公開・情報提供を充実に努める。十分な説明責任を果たしていきます」と記しています。 いったい誰のための教育改革?区民の願いは30学級の実施 教育委員会の掲げる教育改革(プラン21)とは、いったい誰のための改革なのでしょうか。30人学級の実施こそ区民が願う教育改革です。今後も教育委員会の「非公開問題」は追及していきたいと思います。 なかつか亮
|