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2004年4月11日発行 第66号 ryo@nakatsukaryo.net |
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「このままでは2人目が産めない」 保育園保育料が9万5千円も値上げ 保育料値上げ計画発表 品川区は今年2月保育料を3年かけて、今よりも27%値上げする計画を発表。計画の第一段階として、今年10月からの9%値上げを区議会に提案しました。 共産党は「子育て支援に逆行する」と強く反対。しかし、自民・公明・区民連合(民主)・無所属の会・生活者ネットの賛成多数で可決、成立しました。 「計画の中止を」短期間で1000筆の署名集まる 計画を知った保護者は「計画の中止」を求め署名を開始。「今でも大変なのに。このままでは2人目が産めない。値上げはやめてほしい」と訴え、わずか5日間で1000筆を越える署名が集まりました。 計画の変更もありうる? 区は提案から決定まで12日間というスピード採決を狙っていました。しかし、保護者の敏感な取り組みが計画の姿勢を揺さぶり、予算委員会での説明では「3年間かけて27%保育料を値上げすることは政策的な目標。今回の提案はその内の9%。今後の値上げ率については社会情勢の変化、経済的な変化を見て判断する」との考えを示し、計画の変更もあり得る事を示唆しました。 第2段・第3段の値上げ計画をストップさせよう 今年10月からの9%の値上げは残念ながら賛成多数で可決されました。しかし、第2段・第3段の値上げ計画の審議は、まだこれからです。計画の内容を多くの方に知らせ、力を合わせて保育料値上げ反対の運動を広げましょう。
保育料の値上げは少子化社会を加速 少子化社会への克服は緊急課題 児童数は減り、少子化社会は深刻な社会問題となっています。 政府も「少子化社会対策基本法」を制定し前文に「急速な少子化という現実を前にして、我らに残された時間は極めて少ない」「家庭や子育てに夢を持ち、かつ、次代の社会を担う子どもを安心して生み、育てることができる環境を整備(中略)子どもを生み、育てる者が真に誇りと喜びを感じることのできる社会を実現」と述べています。子どもは社会の宝物です。家族と共に社会全体で子育て支援に力を注ぐことが大切です。 「少子化と保育料は関係ない」 福祉事業部長 区が実施した「少子化に関する区民調査」では子育ての悩みの中心は家庭の経済や教育費といった経済的負担。保護者からは経済的負担の軽減を求める意見が圧倒的です。福祉事業部長の「少子化と保育料は関係ない」との答弁は、区民の実態を把握していない無責任な発言だと思います。 0歳児 53・5万円 区は「子ども1人当たりにお金がかかりすぎ。保護者の負担増は当然」と話します。 しかし、子育てとは社会全体で支え合っていくものです。保護者の負担をさらに重くすることは、少子化を加速させます。今こそ子育て支援の充実が必要です。 働く女性は既に所得税・都区民税・社会保険料など年間で61万円も税金を負担しています。 区は、仕事と子育ての両立をもっと応援すべきではないでしょうか。 なかつか亮
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