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2004年10月17日発行 第85号 ryo@nakatsukaryo.net |
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青信号で横断中の死亡事故、区内で10件 10月12日決算委員会において、土木費が審査されました。私は「交通安全対策費」を取り上げ、歩車分離信号の導入を強く訴えました。 青信号はなぜあるの? 私は、昨年の5月24日戸越3丁目交差点※において、当時6歳の佐藤奈緒ちゃんが青信号を自転車で横断中、同じく青信号で左折してきたダンプカーに引かれ死亡した交通事故を取り上げ「青信号でわたったのに、なぜこんなことに。危険な交差点の点検、整備(分離信号化)を一刻も早く進めるべき」と訴えました。(※皆さんのご協力により、この交差点は来年1月頃までに分離信号へと改善が決定しました) 青信号での死亡事故 歩行者7件 自転車3件(過去10年間) 私も品川区内の交通事故の実態を調査して驚きましたが、同じように青信号で交差点を横断中の死亡事故は区内10年間で10件(歩行者7件、自転車3件)も発生しています。 私は、この交差点に分離信号が設置されていたらなら、10名の方の命は守ることが出来たのではないかと思うと悔しくてなりません。交通安全対策とは、事故後の対策も大切ですが、やはり、事故を未然に防ぐこと対策こそ重要だと思います。 区は危険な交差点の実態把握を 私は質問を行なうにあたって、過去10年間の死亡事故発生箇所を一枚の地図に点で落としました。人身事故は明らかに、第一、第二京浜など幹線道路上の交差点で多く発生しています。 そこで私は「品川区は危険な交差点の数、改善が必要な交差点の数、歩車分離化の改善が必要な数はいくつある把握しているのか」と交通事故の把握について質問。しかし、明確な数は回答されませ。事故の実態を品川区はどのようにつかんでいるのか大変疑問です。 事故発生の原因分析や区民から寄せられた改善要望などを元に、品川区は区内の交差点の危険度を把握し、必要な対策を行なうことが必要だと思います。 第二京浜×戸越銀座商店街の交差点を分離信号に 私は10月10日午前中に交通事故が多く発生している第二京浜国道の交差点を見てきました。その結果、チサンホテル前の交差点、品川区役所方面に曲がる交差点、東急中延駅前交差点、戸越6丁目、全ての交差点が青信号にも関らず交差点上で歩行者と車が交差しています。 特に危険と感じた交差点は第二京浜国道と戸越銀座商店街が交わる交差点です。近くには商店街、戸越台中学校があり、私が見ているときも、信号が青になると30〜40人の歩行者が一気にわたります。このあいだを5〜6台の車が同時に通過。まるで「そこどけ、そこどけ」状態です。 青信号の時間が短いため、買い物袋を手にしている高齢者の方にとっては渡りきるのがやっと「一台目の車が通ると後から2台、3台とつながって行く。車が通るのを待っていると交差点の中央で信号が点滅する」。また運転手の方は「右に左に注意し、後ろも車が並んでいるのでイライラする。いつ事故があっても不思議ではない」と話します。 歩行者、運転手ともに不便で危険な交差点。しかも、過去に2回死亡事故が発生しています。分離信号化は急務だと思います。
池上通り、滝王子通り、スクールゾーンの交差点の改善を 危険な交差点は、幹線道路だけではありません。人身事故の中でも『人とダンプカー』など大型車との事故は、少しの接触事故でも大事故につながります。 大型車は、立会い通りは重量規制があるため、池上通りから、滝王子通りを通ります。周辺には小学校、中学校、学童、保育園がたくさん。 原小学校近くの大井教会前の交差点や、伊藤中学校横の交差点など特にスクールゾーンや学校周辺の交差点は改善が必要。朝の8時過ぎごろは時に危険です。人と車が交わらない交差点への改善が急がれます。 私は、皆さんといっしょに、これからも交通事故から、子ども、高齢者を守る取り組みを進めていきたいと思います。 なかつか亮 |