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なかつか亮 なかつか亮ニュース 2004年11月21日発行
第88号

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高齢者の入院時 紙おむつ代現金支給を!
品川・渋谷・杉並の3区のみ0円支給

 「入院するとほとんどの病院が、区支給の紙おむつが使えず病院が指定するオムツに。おむつ代だけでも5〜6万円。1ヶ月は入院費20万円。年金だけではとても払いきれない」

そんな相談が寄せられました。23区の「紙おむつ支給」を調査してびっくり。なんと品川区は最低レベル。共産党は決算委員会で、入院時の現金支給や支給枚数の拡大を提案、改善を求めました。

入院時の紙おむつ代なんとかしてほしい

現在、品川区では介護されている高齢者の方に対し、月約3千円分の紙おむつ支給事業を行なっています。しかし、入院すると「紙おむつが大量の産業廃棄物になる」との理由から、多くの病院では、区から支給される紙おむつが使えません。病院の布おむつ代、月5〜6万円が入院費に上乗せされるので、家族の負担はもう大変です。

23区で最低レベル

  左の図「23区の紙おむつ支給状況」をご覧下さい。他の区では、入院すると区が支給する紙おむつが使えないため、変わりに「紙おむつ代」を現金支給し、区民からも大変喜ばれています。金額は様々ですが最高は葛飾区、江戸川区が月9千円。最低でも足立区が月3千円支給。しかし、品川区は0円。そもそも、現金支給制度がありません。現物支給であっても月約3千円ほどですから、まさに23区で最低レベル。本当にひどい話です。

紙おむつ支給も23区最低

 在宅介護の方に支給されている紙おむつの現物支給も23区で(月約3千円)と足立区に並んで最低です。先日の決算委員会において、共産党は「あまりにもひどい。せめて他区並みに支給枚数増やすべき」と改善を区に求めました。

 しかし「現段階で区の考え方はこのままでいきたい」と冷たい答弁。これが品川の福祉の現状です。

 これからも紙おむつの現金支給と支給枚数の増を求めてがんばります。

なかつか亮