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なかつか亮 なかつか亮ニュース 2005年2月13日発行
第96号

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障害者用トイレの改善を
だれもが安心して暮らせる品川区に

 昨年、2回(9月と11月)にわたり「街並みウォッチング」を開催。当日参加した大井6丁目の兼平さんから「西大井駅前の障害者用トイレが使いにくい」と要望が出されました。私は担当課長に「障害者用トイレのドアを自動ドアに変えてほしい」など3点の改善を要望。後日、区の担当者から「具体的に改善点や要望を、もう一度ご説明して頂きたい」と連絡が入り、2月8日(火)再度、西大井駅前障害者用トイレの調査を行いました。

1人では入れない??
トイレのドア

問題点その1

 まず始めにびっくりした事は障害者用トイレのドアです。品川区が設置した障害者用トイレは区内に百カ所(3ヶ所は工事中)ありますが、障害者用トイレの自動ドア導入は34%と遅れています。

 車椅子の方が手動式のドアをあけるには、まず、前かがみになって、トイレの取っ手に手を伸ばさなければいけません。さらに、中に入るためには、ドアを一番左まで勢いよくスライドさせ「ガチャ」っと固定させなければならず、腕に力がかかります。その上、ドアを固定しても、しばらくすると自動的に、ドアがしまる仕組みになっているので、大急ぎでトイレの中に入らなければいけません。

 これでは、とても1人でトイレに入れません。


西大井駅前障害者用トイレ。あけにくいドアを説明する、兼平さん。2月8日(火)

トイレに鍵を閉めるのも大変

問題点その2

 トイレに鍵を掛けるのも一苦労です。鍵を掛けるときは、狭いトイレの中で180度、方向を変えなければならず、さらに鍵が小さく、位置が低いので、なかなか手が届きません。

 電動車椅子を使っている兼平さんは「松葉杖や杖を使っている方はかがむ事ができませんし、車椅子に乗ったまま前かがみになるのも大変、両手が不自由な方はとても鍵は掛けられません。トイレのドアを自動ドアに変えてほしい」と話します。

手洗い、てすり、便器の位置が悪い
トイレットペーパーホルダーをつけてほしい

問題点その3

 トイレ器具の配置の悪さがさらに使いにくくしています。ちょっとした配置の不具合で、車椅子が引っかかり動けなくなることもあります。十分に利用者の声を反映した配置が必要です。

 また、西大井駅前の障害者用トイレには「トイレットペーパーホルダー」が設置されておらず、トイレットペーパーがそのまま、棚の上においてあり、座ったままでは手が届きません。今回の調査でも改めて、トイレ器具配置の改善、トイレットペーパーホルダー設置を求めました。


西大井駅の障害者用トイレ。器具の配置が悪く使いにくい。また、ホルダーがありません。

だれもが安心して暮らせる品川区を

 近年品川区で暮らす障害者の数は増加傾向にあり、中でも交通事故や脳血管障害等に起因する中途障害者や高齢者障害者の数が増えています。品川区は長期計画の中で「障害者だれもが安心して自立した生活を送ることができるよう(中略)新たなシステムを構築していく必要がある」としながら、その対応が非常に遅れています。シルバーセンターや地域センター、文化センター、小中学校など、多くの施設の障害者用トイレが、いまだ手動ドアになっています。

障害者トイレは自動ドアに

 昨年、大井第三地域センターが改修され、きれいになりましたが、それでも障害者用トイレのドアは手動式。現在工事中の、台場小学校、荏原第五中学校、大崎地区小中一貫校の障害者用トイレも手動ドア式です。

 なぜ自動ドアにできないのでしょうか。私は既存の障害者用トイレの改修と共に、新規設置は自動ドアにすべきだと思います。だれもが安心して暮らせる品川区を。なかつか亮


品川区本庁舎の障害者用トイレ。入り口には色分けされた「開」「閉」のボタンがあり、
おすと自動的にドアが開き便利です。もちろん「ホルダー」もあります。