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2005年10月30日発行 第122号 ryo@nakatsukaryo.net |
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20歳からの区民健康診査の実施を 「高校を卒業して13年。バイト生活をしてきたが、気がついたら、健康診断は一度も受てない。今は元気だが、このままでいいのだろうか」フリーターー、派遣、請負…若者の2人に1人が非正規雇用となる中、健康診断を受ける機会のない若者が生まれています。私は決算特別委員会で、区民健康診査(無料)の対象を40歳から20歳へと、拡大するよう提案しました。 学校で受けたのが最後かな…健康診断 私は友達に「最近、健康診断を受けましたか」と聞きました。
■31歳男性(アルバイト)
■23歳男性(夜間高校生)
■32歳女性(非常勤)
■27歳男性(アルバイト)
■24歳女性(非常勤) 私は合計7人の方に話を聞き雇用悪化の中で多くの若者が健康診断を受診する機会を失っていることに改めて驚きました。 一昔前は、入社をすれば通常は年に1回の健康診断。しかし、今はその状況が一遍しています。 「働き過ぎていませんか」4人に1人が過労死ライン 青年の4人に1人が、過労死認定基準である週60時間を越える長時間労働をしています。体調を崩し仕事をやめる青年も増えています。 さらに、その生活は極めて苦しく、フリーターの平均年収は106万円。とても自腹で健康診断(約一万円)を受ける余裕はありません。 バイトや派遣の多くが健康診断から締め出されているのが実態。 私は職種や年収で健康診断すら受けることも出来ないのはおかしいと思います。 恐ろしい生活習慣病 生活習慣病とは、かつて「成人病」と呼ばれ、毎日の生活習慣によって引き起こされる病気です。 原因について、安保徹新潟大学大学院教授は「長時間労働、心の悩み、薬の飲みすぎ、冷房による冷えなどの、ストレスによる過緊張」と指摘します。 程度の差こそあるものの社会的要因が強く影響し、深刻な病気の原因になります。 自覚症状のないまま進行 恐ろしい事に、生活習慣病の多くが、本人に全く自覚症状のないまま進行します。いつの間にか動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こし死にいたることもあります。 病気の予防や早期発見、適切な健康指導には、定期的な健康診断が欠かせません。 健康診査の対象拡大を 品川区は、生活習慣病の予防として、40歳以上の区民健康診査(無料)を実施しています。私は「生活習慣病の予防のために、健康診断の受診の機会がないの若者も対象とすべき」と提案しました。 千代田では20歳から港・杉並は30歳から実施 千代田区では平成15年度から対象を20歳まで引き下げ、年間で約450人の青年が受診。大変喜ばれています。 港区や杉並区でも30歳から実施をしています。 私の提案に対し品川区は「自分の健康は自分で守る」「対象拡大は考えていない」と冷たい答弁。なぜ品川区では実施できないのでしょうか。 私は、これからも、だれもが元気に暮らしていける品川区を目指し、対象拡大に向けてがんばります。 |