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2005年12月4日発行 第126号 ryo@nakatsukaryo.net |
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今年も自民・民主の「海外視察」 11月25日品川区議会本会議。7名の議員が海外視察実施を提案。 自民党品川区議団(6名)、しながわ自民党(6名)、区民連合(民主6名)、無所属の会(3名)がこれに賛成し、今年で15回目となる海外視察の実施が決定しました。昨年に続き、不参加を表明している議員は過半数を超えるなかの実施。私は中止すべきだと思います。 不参加議員が過半数に 昨年の海外調査はスイス、スウェーデンの9日間、総額740万円。区議会6会派中、4会派が海外調査の不参加を表明し、その数も区議会の過半数を超えました。 しかし、無所属の会の4人中3名が「参加はしないが実施には賛成」との態度をとり、賛成22人、反対18人と僅差で実施が決まりました。 賛成多数で押し切られたものの「中止まであと3人」と迫ったのは異例のこと。 品川区政において始めて自民・民主の2会派のみの参加となりました。 今年も異例の事態に 今年の海外視察はドイツ(フランクフルト市)、ノルウェー(オスロ市)の7日間。総額700万円。 昨年と同様に不参加を表明する議員が過半数を超える中、またも無所属の会が「実施には賛成」との態度を示し、賛成多数で実施が決定しました。 昨年に続き、自民・民主のみの参加。異例の事態が続いています。 キッパリ中止を この様子を傍聴していた方は「中止まであとひと息。実施期間が少し短くなったのも、海外視察の中止を求める声が賛成議員を追い詰めている証拠だとおもう。ただ、参加はしないが実施に賛成の議員は態度が曖昧。キッパリ中止を貫いてほしい」と話していました。 少子化対策を目的に海外視察というが…保育料値上げ、学童廃止を進める自民・民主 海外視察への批判が強まる中、都内ではすでに17区が海外視察を中止。そんな中、実施する品川区議会の今回の目的は「ヨーロッパにおける少子化対策」です。 しかし、自民党やしながわ自民党、区民連合(民主)は、学童保育クラブを廃止、保育園保育料の値上げなどに賛成し、これまでも品川区と一緒に子育て支援を後退させてきました。 日本共産党が8回にわたって提案してきた子ども医療費無料化制度の対象拡大、所得税現撤廃や認証保育園への保育料負担軽減、出産祝い金制度、無料妊婦健診の拡大などもことごとく反対してきました。 海外視察の実績はごみカレンダー? 海外視察の目的に少子化問題を掲げるのなら、これまでの態度をどのように説明するのでしょうか。 今年で海外視察は15回目となりますが、これまでに調査をいかした条例提案は皆無。参加者が具体的成果として自負しているのは「ごみリサイクル・カレンダー」ぐらいです。 海外視察がどのように生かされているのか疑問だけが残ります。 今後も中止を求めてがんばります。
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