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2006年4月2日発行 第139号 ryo@nakatsukaryo.net |
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品川区議会 第一回定例会は3月28日に閉会。注目された65歳以上の介護保険料、国民健康保険料の値上げは、自民、しな自、公明、民主、ネット・無、無所属の会の賛成多数で成立しました。 共産党は「高齢者の限界を超える負担増は中止を」と反対。最終本会議では飯沼雅子区議が反対討論を行いました。 介護保険料 基本料が3300円から600円の値上げに。区は「基金を切り崩し値上げを600円に抑えた」と説明しますが、高齢者にとっては、現行の保険料がすでに大変な負担。年金支給が月15,000円とささやかな年金暮らしの方からも介護保険料月1,950円を容赦なく天引きに。ある高齢者の方は「年金は減らされるし、光熱水費を払ったら手元になにも残らない」と肩を落とします。 4人に1人 収入は増えていないのに、小泉内閣が2004年に行なった税制改正や、品川区の最高ランクの改悪によって、保険段階がアップします。その数は、なんと16,800人。高齢者の4人に1人に上ります。 最も値上がりする方は月2475円から月4875円の方。値上げ額は2400円です。 区によって違う保険料 品川区の介護保険制度は低所得者に重く、高額所得者に軽い不公平な制度。渋谷区では今回の改定で、年収約750万円以上の高齢者に対して、今より少し負担を求め、それ以下の高齢者の保険料を引き下げました。 その結果、介護保険第4段階では品川区3900円、渋谷区3383円と渋谷区と約5百円安くすること可能になりました。 65歳以上単身年金年収180万円では 耐えられない国保料の負担 国保料の値上げも驚くほどの金額です。下の表をご覧下さい。 年金年収180万円の方は2年後には一年間の国保料が5万8962円に。さらに、税制改正の影響で、住民税が新たに年1万4100円の負担。介護保険料は月2475円から月4875円に値上がりし、年5万8500円の負担。合計すると年3万9330円から13万1562円と約9万円負担が多くなります。 医療費、家賃。重い出費にため息 高齢者の方にとって、健康を維持するための保険医療費や、親戚や地域社会に参加する交際費、建ててから30年以上も経過した住宅の補修費など、現役世代とは違った支払いも増えてきます。 また、借家で暮らしている方は家賃の出費も大変。少なすぎる年金では暮らしていけないので、70歳を超えても働き続けなければ生活できません。高齢者の生活をさらに苦しくさせる値上げは行なうべきではありません。私は、引き続き「値上げ中止」、特に生活が困窮する方への「低所得者対策の充実」を求めがんばります。
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