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2006年5月28日発行 第146号 ryo@nakatsukaryo.net |
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品川の学校で今なに?がおきているの 品川区は来年4月にも伊藤中学校に原小学校を併設させ、区内で2校目となる小中一貫校の開校を進めています。どんどん進む教育改革に「いったい何が、どうなっているのか」不安の声が広がっています。27日(土)夜6時半から、きゅりあん小ホールにて教育の講演会が開催。ご一緒に考えましょう。 6年目の品川教育改革 子どもの非行や学力の問題、高い学費による進学の断念など、子どもと教育をめぐる様々な問題の解決はみんなの強い願いです。 品川の教育改革がスタートし今年で6年目。学校選択制・学力テスト・小中一貫校6校建設… はたして子ども達の悩み解決に応えているのでしょうか。 学校選択制で学校、地域、子ども達は… 学校選択制の導入時、高橋区長は「学区があれば先生たちは何もしなくても生徒が集まりサラリーマン化しがち。選択や異動ができれば不登校やいじめの減少につながるだろう」と説明しました。 それから6年、学校、地域では戸惑いや混乱が起きています。 大井第一小学校では普通教室が足りなくなるほど生徒が集中。一方で小規模の学校は、ますます生徒が減り、PTA役員は「将来の廃校への不安が常に頭をよぎる」と語ります。 地元町会では「地元の子どもが、地元の学校に通わなくなり、地域の関係が希薄になってきている」と心配します。 ついに新入生ゼロ 今年4月、ついに八潮南中学の新入生ゼロに。残された2年生や3年生は「在校生の僕たちは『ダメな学校の生徒』と烙印を押されたようで嫌だ」とこぼします。 品川区の進め方に対して「もっと、保護者、地域の意見を聞いてほしい」との声が強くあがり始めています。 「品川は国の教育改革プログラムの先頭走者に過ぎない」週間アエラ 疑問の声広がる 「意見を言う、いとまもないうちに次から次へと始っているが、これで果たして良いのだろうか」「気が付いたら小中一貫校が区内6校に広がり、小学校1年生からの制服導入や英語科など首を傾げる。でも、いつも知らされるのは決定したあと。もっとみんなに意見を求めて欲しい」 次々と実行される品川区の進め方に住民参加を求める声が強まっています。 アエラ4月3日付「国の先頭走者」 4月3日付アエラ(週刊紙)では「教師からは、中身よりもPR効果ばかりを気にしている。特色づくりと称して、子どもを無視した案を出すのはやめて」と学校の様子を紹介。「学校選択制は様々な政府の審議会で導入が奨励され、小中一貫教育も特区で次々に認められている。品川は『特別』ではなく、国の教育改革プログラムの先頭走者に過ぎない」と記し、子どもの実態よりも、国言いなりの様子を描いています。 毎日新聞5月10日付「耳を傾けて欲しい」 5月10日付毎日新聞では若月秀夫区教育長へのインタビューを掲載し、記者の一言として「専門家の指摘を机上の空論と切って捨てるが、こうした声に耳を傾けて欲しい。半歩進んでは問題点を洗い出し、慎重派とともに考えるような配慮に期待している」と記しました。 品川の教育改革は、子どもの悩みや実態からかけ離れ、国の教育方針をうのみにし、品川の子ども達をモデルケースにしているだけではないでしょうか。小泉内閣が教育基本法の改悪を進めいるだけに、この動きは見逃せません。 いま大切なことは、教育の原点に立ち戻り、子どもの悩みから出発し、教師、保護者や地域の参加を位置づけることではないでしょうか。皆様はどうお考えになりますか? |