共産党中延支部・後援会主催 ミニシンポジウム
小泉医療「改革」に異議あり
「年金ではこれ以上の医療費は払えない!」
「来年4月から、健保本人3割へ大幅負担増。自・公・保合意」各紙1面トップに報道された2月12日、日本共産党中延支部・後援会主催で「小泉医療『改革』に異議あり」のミニシンポジウムが行われました。
話をしたのは制度の説明を私・鈴木ひろ子、医療現場からゆたか病院ケースワーカーの坂井雅子さん、患者の立場から西ひさし元区議。
私は、小泉首相は「医療『改革』は制度存続のため負担はやむを得ない」と言っているが、その中身は医療制度を大もとから壊すもの。共産党の3つの提案ー@医療への国庫負担を元に戻すA薬剤費を欧米並みに引き下げるB本格的に予防活動に取り組むーでこそいのちと健康を守ることができる。仕方がないとあきらめるのでなく、全国で取り組まれている運動を大きく広げましょうと訴えました。
病院経営も大変 品川でも中小病院が次々閉鎖に
坂井さんからは、現在でも大変な医療現場の実態を事例も入れながら生々しく話されました。「患者2.5人に対して一人の看護婦の体制をとるには、患者の平均入院期間を28日にしなければいけない。今度の改悪でさらにその日数が24日に短縮されようとしており、ゆたか病院でも頭の痛い問題です。国は中小の病院をなくそうとしており、品川でも実際に身近な病院が次々閉鎖しています。患者さんもお金がたくさんかかるようになり、なかなか病院にこられない状況が広がっています。来院しない患者さんを訪問したら部屋の中で亡くなっていたという方もありました。改悪されたら一層深刻です。しかも今度の改悪はまだまだ序の口、もっとっもとひどい中身が準備されています」
集中治療室で次の病院を探すよう言われる。
西さんからは、要介護5で身障1級の奥さんの入院という実体験を通して経済的にどれほど負担になるか、また病院探しの苦労や、病院での介護の実態を話していただきました。
「はじめに入院した都立病院では、集中治療室に入っている時に次の病院を探してくださいと言われたのにはびっくりしました。42日間の都立病院入院期間中、日曜も祭日もなく昼と夜の食事介助に通ったり、温泉病院では3日に一度通い、家族の負担も大変でした。つなぎに6日間入院した病院、その後の温泉病院と全部で3つの病院で90日間の入院費は、約100万円にもなります。保険外負担が多いので、高額療養費で戻ってくるのは一部、とても年金では払いきれません。誰でもどこでも安心して受けられる医療制度が必要だとつくづく思いました」
今回初めて取り組んだ地域の〃ミニシンポジウム〃。参加者から「こんなにお金がかかるとは驚いた」「なぜすぐに転院先を探せといわれるのか仕組みがわかった」「今でも大変な実態がよくわかった」などの感想がだされました。
今国会に提出される前に、運動をもっと大きく広げましょう。みなさん、署名にも引き続きご協力ください。
共産党が行った「アルゼンチン債購入問題」での緊急報告集会
2月27日から品川区議会第1回定例会が始まります。
ぜひ傍聴にお出でください。
2月27日3:30頃より 代表質問を沢田英次団長ーいま大問題になっているアルゼンチン国債問題も取り上げ、真相究明、区長の責任をせまります。
一般質問は28日2時頃より菊地貞二区議が、3月1日2:30頃より宮崎克俊区議が行います。
今年から本会議に加えて予算委員会の総括質疑もケーブルテレビで放映されます。
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