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鈴木ひろ子

こんにちは鈴木ひろ子です。

2002年6月9日発行
第149号

suzuki@jcp-shinagawa.com

無料 法律・生活相談会
日時:2024年5月29日(水)17:30~
会場:鈴木ひろ子事務所 中延2-11-7 3783-8833
弁護士さんが対応します。どんな問題でもお気軽に。


戦争時代に逆戻りさせる
有事法制絶対に許せない!
共産党西中延支部有事法制学習会

 6月1日、共産党西中延支部・後援会主催で「有事法制ってなに?学習と戦争体験を聞く会」が行われ、22人が参加しました。
 第1部では、鈴木信夫共産党品川地区副委員長から有事法制の危険な内容について話されました。
 有事法制では、これまでの法律ではできなかった「自衛隊の武力行使と国民の強制動員」ができるようになる。アメリカの介入戦争、先制攻撃の戦争に武力行使をもって参戦する法律であること、そのために罰則規定まで設けて国民を戦争に強制動員していくものであることがわかりやすく話されました。有事法制は廃案にできる可能性が大きくなってきた。世論と運動を広げようと訴えました。

 第2部は戦争を体験された方から話していただきました。

 「飢えと重労働、ほんとうにつらかった」

 西ひさし前区議は、生まれ育った種子島での体験を生々しく語られました。「歴史の教訓を学ばないものは再び同じ過ちをくり返す。戦争の時代に逆戻りさせる有事法制は絶対許せない。 男は赤紙一枚でかり出される。壮行会では中学生も日の丸の小旗をふり、軍歌を歌いながら『勝って来いよ』と送るのが日常茶飯事だった。半年もすると戦況は悪くなり、戦没者のむかえに動員された。2月の西風の強い、海がおおしけの日に兵隊の死体が軍服をつけたまま海岸にどんどん打ち上げられ、島中衝撃が走った。中学生も戸板をタンカ代わりに収容、焼くためのまきを家庭に集めに行った。南方に向かう輸送船が途中で米軍に撃沈されたらしい。・・中学校では暴力沙汰が日常茶飯事、男女交際は一切禁止。学徒動員で飛行場建設、陣地構築をさせられたが、食事は満足に与えられず、重労働でほんとうにきつかった。食に飢えるほどつらいものはない。2月18日の空襲ではすぐそばを機銃掃射、もうおしまいだと思った。遊郭が天を焦がすような炎を上げながら倒壊するのをくっきり覚えている。戦争が終わって、学童疎開から弟が帰ったときは日干しのようにやせこけていた」

 当時のことが思い出されてつらい

 川嶋さんは、空襲のとき、自分の鉄かぶとにあたった弾がはねて隣のおじいちゃんにあたり、亡くなった事、東京大空襲では足元から3寸のところに爆弾が落とされ、隣にいた赤ちゃんをおんぶしたお母さんが火だるまとなり必死に火を消したが、着物はボロボロ、髪の毛はザンバラ、真っ赤に焼けただれ、赤ちゃんはいなかったなど「話し始めると当時のことがくっきりと思い出されてつらい」と話してくださいました。

 「食べ物に困って人肉を食った」

最後に吉沢さんは「西さんの話は胸に響くことばかり。自分は戦場には行かなかったが、身内、友達は10何人か亡くなっている。ニューギニアにいった身内が『向こうではひどいことをしてきたが教えられない』と言っていた。死ぬ間際に『実は食べるものに困って人肉を食った』と話してくれた。戦争は一番いやだと今にして言える。有事法制は許せない」と話されました。
 戦争体験の話は胸に重く響き、「有事法制をなんとしても廃案に」の思いを強くしました。いまが頑張りどきです。ご一緒に運動を大きく広げましょう。


三つの署名にご協力を


有事法制反対
医療改悪反対
品川文化振興事業団アルゼンチン債の真相
究明と損害賠償を求める請願署名を




国立市へ調査
要介護者の障害者控除について

5月28日、桜井区議と一緒に「要介護1〜5の人に認定書を発行し、障害者控除を行う」とし負担軽減に積極的に取り組んでいる国立市に調査に行ってきました。

介護保険課長は「すでに実施している新潟県に聞いて『問題はない』とのこと。いいことなら実践しようと踏み切った。要介護1、2は障害者控除(27万円)、要介護3〜5は特別障害者控除(40万円)の対象として市が認定書を発行することにした」と説明して下さいました。

所得税法の改正の趣旨にも反し、寝たきり手当て受給者しか認定書を発行しない品川区との姿勢の違いに驚きました。共産党区議団は先に高橋区長に「障害者控除を税法改正の趣旨に沿って行うように」と申し入れを行いました。引き続き取り組みます。