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2002年7月28日発行 第155号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
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プライバシーはまもれるの? 住基ネット8月5日スタート 品川区は「問題なし 推進の立場です」と答弁するが・・・ 全国民に「11桁の背番号」をつけ「管理」する住民基本台帳ネットワークシステムが8月5日よりスタートします。世論調査でも不安を感じている人は8割を超えているという状況なのに、品川区は23日の区民委員会・鈴木の質問に「問題なし。推進する立場」と答弁しました。 個人情報保護「不安」86% 住基ネットは、国民すべてに11桁の番号をふり、住所、氏名、生年月日、付随情報など本人の確認に必要な情報を、全国の自治体のコンピューターを結んで管理するネットワークシステムです。 プライバシーが守られない! 小渕総理(当時)が前提条件としていた「個人情報保護に関する法整備」がされないまま、住基ネットだけがスタートします。品川区は「重い罰則の適応も含めて秘密の保持をしているので問題ない」と言い「推進する立場」と答弁しました。片山総務大臣と全く同じ立場です。しかし、防衛庁の情報公開請求者リストのように、行政機関が国民の個人情報を勝手に利用しているのが実態です。住民基本台帳のデータの流失事故は今でもたくさん起こっています。個人情報保護の法整備なしではプライバシーは守られません。。 杉並区は「住民基本台帳に係わる 杉並区長は総務大臣あてに「プライバシー保護に大きな疑念と危惧を抱かざるを得ません」「所要の措置」が講じられるまで「住基ネット法の施行を凍結すべき」と求め、区独自の住民基本台帳に係わる個人情報の保護条例」を制定しました。品川区の態度とは大きく違います。 品川区は、8月半ばに世帯分の番号を通常郵便で送付 他の自治体では「配達記録郵便」で届けるところや、通達員が各戸に届けるところ、一人一人に通知するところなどありますが、品川区は、11桁の番号を世帯分まとめて通常郵便で送付するとしています。 住基ネットは財界からの要求 自ら「前提」と言ってきた法整備もできないまま、ネットワークシステムの稼動を急ぐのは、その背景に財界からの要求があるからです。財界は「高度情報通信ネットワーク化を先導するのは公的部門」と政府に「行政情報化」の推進を迫ってきました。とりわけ財界が求めているものが自治体がもっている個人情報であり、そのネット化です。 区は「問い合わせや苦情が殺到することは予測。臨時電話で対応」を予定 8月半ばに突然、区から11桁の番号が送られてきたらびっくりする方がたくさんいるのではないでしょうか。私が「団体だけでなく広く区民が参加できる
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