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2005年4月24日発行 第262-2号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
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水害中延5・6丁目、2丁目抜本対策2 中延5・6丁目、2丁目の水害の抜本対策について先週号の『ひろ子ニュース」でお知らせしました。さらに4月18日、秋田かくお都議とふじた美佳さんと私・鈴木が東京都下水道局から抜本対策について説明を受けました。その内容についてお知らせします。「地域では大変喜ばれている。早期に地域への説明会を開いてほしい」と要請。都は「夏前には地域の説明会を開きます」と答えました。 都の下水道局・高相南部建設事務所長と松井設計課長より説明を受けました。今回の抜本対策について [1]中延幹線バイパス管―中延2丁目の水害対策として調整池ができないかと検討してきたが適地がないため、立会川幹線までのバイパス管を設置することとした。ルートは埋設物などを調査し、今年度下期には設計予定。荏原町公園に立坑をつくりシールド工法ですすめる。今年度末には工事着工し20年度完成をめざしたい。 [2]第二立会川幹線の荏原町公園までの延長―第二立会川幹線は現在なぎさ会館に立坑を掘削中。直径3・75m、長さは原っぱ公園まで2700mの予定だったものをさらに荏原町公園まで約600m延長する。完成は19年度末をめざす。 なぎさ会館から海に向かう直径8・5mの下流部の工事はその後になるため、下流部完成までは貯留管として使用。貯留量は約3万6千トン。とのこと。 都の下水道整備費の増額を 都の下水道整備費は平成5年に2700億円だったものが17年度には1250億円と半減しています。品川区が23区課長に呼びかけ、都に「大雨の時には安眠もできないという切実な訴えが区に寄せられている。…事業費の確保は最優先の課題」と述べ、浸水対策の早期実現を求めてきましたが、第二立会川幹線下流部を1日も早く実現するためにも下水道整備費の増額が必要です。 ご存知ですか?中延駅隣の葬祭場建設問題(シリーズ9) ―葬祭場ができると街はどう変わるの?― 荒川区で反対運動を行い葬儀場を撤退させた事務局長の高橋明弘さんのお話を伺いました。(3月23日 源氏前小学校にて 中延の環境を考える会主催) 荒川区尾久では400メートルにわたる商店街の真中に葬儀場がつくられたそうです。品川のような指導要綱がなかったため、住民への説明もなく、建ったら葬儀場だったとのこと。それから約6年にわたる裁判闘争も含むたたかいで住民側が事実上の全面勝訴、葬儀場は撤退し今はマンションに替わっているそうです。 葬儀場ができて街はどうなったでしょうか。「葬儀の案内の大看板が早々と立てられ、葬儀があるとわかると商店街の人通りは途絶える。参列する黒づくめの服装の人が数十人、百人と連なって商店街を通過する光景は異様で、商店の常連客も『葬儀の時には買いに行く気がしない』『悪いね』と言って…商店街から客足が遠のくようになり、商店街は大変な打撃を受けた」(訴状より)商店の客が大幅に減り、商店が減り、町はさびれていったとのこと、八百屋、魚屋、総菜屋がなくなり、130店舗あった商店街が70店舗に、半分近くに減ってしまったそうです。「斎場通り」「斎場横丁」「カラス通り」「おばけ通り」などと呼ばれ、レッテルを貼られることになり、子どもたちが学校でからかわれたりいじめられたりする事態が発生、会館の前の道を通らず、裏道を通るようになったりしたとのことです。近くのアパートも20世帯中19世帯が出て行ってしまったり、家賃の値下げ要求なども出されたことのこと。 地域では商店街と町会をあげた運動になったそうです。活動は政治的な党派、宗派を超えて、安全で快適な生活・社会および自然の地域環境を確保維持するとの方針で、具体的には議会への陳情・署名活動、決起集会、デモ行進(3回)、サイレント活動、のぼりや看板、ポスター、ビラなどの広報活動など。署名は住民の共感を得て1万5000名集まり、全会派一致で採択。各会派の議員も質問で取り上げたとのこと(訴状より)。「葬祭場の設置に関する要綱」の制定につながりました。高橋さんは「この要綱が品川区の要綱と決定的に違うのは、住民と事業主が協定書を結ばなければ建設できないとの条項が入っていること。これがなければ要綱はザルになってしまう」と言われました。会場から「品川でも荒川区のような要綱に変えたい」との意見がたくさん出されました。 |