前のページへ戻る           日本共産党品川区議団TOPへ

南恵子区議 第71号議案品川区自転車等の放置防止
および自転車等の駐輪場の整備に関する条例の一部を改正する条例の反対討論

2013.12.6  南 恵子区議

 日本共産党品川区議団を代表して
 第71号議案 品川区自転車等の放置防止および自転車等の駐輪場の整備に関する条例の一部を改正する条例に対して反対討論をします。

 本条例は、大森駅水神口自転車等駐輪場の当日利用の混雑状況を解消するため自転車等駐輪場を拡張するとして、大森駅前住宅前の歩道上に165台の自転車駐輪施設を設置する条例改正です。

 165台もの自転車駐輪場を、住んでいる大森駅前住宅の前面につくられる住民のみなさんは、@大森駅前住宅の敷地内に自転車が放置されるのではないか、A夜間の騒音、駐輪場利用者と通行者がぶつかり合う危険性があるのではないか、B災害時、非難する際の障害物になるのではないか、C植栽を削り環境を壊すのは困る、など反対の声をあげています。

 しかも、このような問題のある計画を住民のみなさんが知ったのは、工事着工の直前の11月6日で、建設業者が配布したビラによって初めて工事が行われることを知ったのです。大森駅前住宅の前面にある歩道上につくるというのですから、反対するのは当然です。

 それまでお知らせが一切なかったため、「住民の声を聞かずに行われようとしているが、そのような進め方は地方自治体の精神に反している」として、駐輪場設置計画と工事着工しようとする区の進め方に大きな怒りが広がり、短期間に居住者の62%965筆の署名を集めたと聞きます。また、「放置自転車対策は必要だと思うが、駐輪場建設工事は唐突であり、品川区の進め方について行政側の姿勢を問う」と主張しています。このような区民の声を区はしっかりと受け止めるべきです。

 区は、昨日を含めて説明会を3回開きましたが、昨日になってようやく課長から「唐突な進め方についてお詫びをしたい」との表明がありましたが、その後、「建設は粛々と進める」という発言をして抗議の声が広がりました。

 今回の問題の原因は、計画を決定する前に住民の理解と合意を得ようとしなかったことです。住民が納得していない計画を押し付けるのは止めるべきで、撤回こそするべきです。

 私は、区が政策を推進する際、一番大事にしなければならないことは住民の理解と合意を得ることだと思います。地方自治体の主人公は住民です。上からの押し付けではなく、区民参加を位置づけ民主的な区政運営に努めることを強く求めて、反対討論を終わります。

第71号議案「品川区自転車等の放置防止および自転車等の駐輪場の整備に関する条例の一部を改正する条例」(PDF)

ページトップへ

前のページへ戻る           日本共産党品川区議団TOPへ