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新型コロナウイルス対策の緊急要望(7)

 

2021年06月10日

品川区長
濱野 健 様

日本共産党 品川区議団

新型コロナウイルス対策の緊急要望(No.7)
―新型コロナワクチン接種と五輪中止に関する要望―

 新型コロナ感染拡大は、3度目の緊急事態宣言を延長しても収束の方向は見えず、6月20日までの再延長となりました。これは菅自公政権が、コロナ封じ込めの対策を取らなかったことによる人災です。
 新規感染者の高止まり、新たな変異株増大のもとでの今夏の東京五輪の開催に対し、多くの専門家が危機感をあらわにしています。しかし菅政権は、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会会長の「今の状況でやるというのは普通はない」という発言も無視し、感染症専門家にリスク評価を諮問することもせず、五輪開催に突き進んでいます。感染拡大や医療ひっ迫の危機のもとでの、今夏の東京五輪は中止を決断し、新型コロナから命を守る対策に全力集中すべきです。
 品川では5月24日から75歳以上のワクチン接種が始まっています。予約初日から混乱が続き、「インターネットも電話もつながらない」「スマホの操作ができない」など不安や怒りの声が多数寄せられました。共産党区議団が5月18日に提出したワクチンに関する緊急要望から、接種会場までの移動支援や、予約サポート体制など、一部実現しましたが、さらなる体制整備が求められています。
 6月14日からは65歳以上の予約、6月21日からは各医療機関での個別接種が始まり、6月29日には64歳以下の接種券が発送されます。75歳以上のときと同様の混乱が予測されます。そこで、ワクチン接種に関する課題を解決し、希望する人がスムーズに接種できるようにすることなど、以下要望いたします。

ワクチンに関すること

  1. コールセンターの電話台数をさらに増やし、予約がスムーズにとれるようにすること。
  2. コールセンターへの通話は無料になるようフリーダイヤルにすること。
  3. 区役所と地域センターで予約サポートを実施していることの周知をすること。
  4. インターネット予約は、24時間可能であることを周知すること。
  5. 集団接種会場、個別接種会場をさらに増やすこと。
  6. 高齢者・障害者施設、保育施設、学校などの職員や、手話通訳者など、直接区民と接する従事者へ、キャンセル待ちだけでなく、優先的なワクチン接種を進めること。また、品川区民であるかどうかにかかわらず接種できるようにすること。
  7. 要介護度の高い寝たきりの高齢者や重度の障害者が、往診の医師や巡回接種などにより在宅でのワクチン接種ができる仕組みを早急に作り実施すること。
  8. 介護サービス利用者がスムーズにワクチン接種ができるよう、在宅介護支援センター、ケアマネージャーや介護従事者と連携し、周知、予約や接種の支援を行うこと。
  9. 情報弱者と言われる障害者や外国人、一人暮らし高齢者への丁寧な周知、予約や接種の支援を行うこと。
  10. 路上やネットカフェで暮らす人たちのワクチン接種について、取り残されることが無いよう接種を支援すること。

五輪に関すること

  1. 新たな感染拡大と医療のひっ迫を加速させる今夏の東京五輪は中止するよう国・都に求めること。
  2. 感染リスクから子どもを守るため、園児・児童・生徒の五輪観戦は中止すること。
  3. 感染拡大が懸念される、しながわハウス(旧東品川清掃作業所)や大井町などで開催予定のパブリックビューイングと区内聖火リレーは中止すること。

以上

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