2月28日から3月29日の日程で第1回定例区議会が開かれます。
政府の「景気回復」宣言とは裏腹に不景気はいっそう深刻、失業率は4・7%と戦後最高を記録しています。その上、政府は今年1月1日から、高齢者の医療費負担の平均1・5倍引上げ、4月からは厚生年金の比例報酬部分の支給開始年齢後退、さらに東京都による高齢福祉手当、老人医療費助成の切捨てなど社会保障の連続改悪がすすめられています。
第1回定例会は2001年度の予算を審議する大事な議会です。もっとも身近な自治体である品川区が、区民のいのちと暮らしを守る立場にたった区政運営が求められています。
日本共産党区議団は、2年前のいっせい地方選挙で6名から8名躍進、第1回定例会開催にあたり、選挙中掲げた公約実現、その後の新たな課題など、みなさんの期待に答えられるよう力を尽くします。
2月28日〜3月2日の本会議で日本共産党は次の質問をおこないます。
(1)KSD汚職や「機密費」の問題は、国の政治に関わる問題ですが、品川区は、中小企業のまちのために、KSD会員はたくさんいます。区民の声を代表して政府に対して、真相究明を求めていくことを要請します。考えを伺う。
(2)汚職を正していくにも、企業、団体からの献金を禁止すべき、と考えます.区長、自らも企業団体献金を受け取るべきではないと考えますが、決意のほどを伺います。
(1)低所得者福祉の項が計画からも削除されている、福祉の撤退ではないか。区民生活と子どもへの影響は大である。削減した理由を明らかにされたい。福祉優先を基本方針にすべき、と考えるがいかがか。
(2)大規模開発優先で、区内産業も大きな影響を受けている。区は、国からの補助金を取ってきたからというが、財政破綻の一翼を担っていることについて区長の見解を求める。
(3)住民参加について伺う。第2次長期基本計画に述べられていた「住民参加」が削除されている。その理由を伺いたい。行政評価システムは、情報公開と住民参加が欠かせない。区長の考えを伺う。
(1)仕事と子育ての両立を応援する保育園増設を求む
(2)家庭における子育てへの支援を
(3)総合的な子育てプランを
(1)少人数学級による教育効果が高いのは明らかです。文部省が基本教科で20人授業をうち出しています。区教育委員会としても、積極的に実施すべきと考えるがいかがか。
(2)すべての子どもに基礎的な学力を身につけさせることは、国民的な教育要求でもあります。「奉仕活動」「出席停止」など盛り込んだ教育基本法の改正はその願いに反すると考える。見解を求める。
(1)減額し事業費をもとに保険料を算出しなおし、保険料を引き下げるべき、と考えるがいかがか
(2)必要なサービスを充分うけられるようにするためには、低所得者への軽減策が必要と考えるがいかがか
(3)特別養護老人ホームは、区民の切実な願いです.増設すべき、と考えますがいかがか
(1)フリーター問題の見解およびその対策をその具体化策求める、と思うがどうか。
(2)青年向けパソコン講座の実施、青年向け相談窓口の設置を求める、いかがか。
(1)25階建ての超高層にした経過と考えはいかがか。議会提出前に住民への説明と意見をなぜ聞かなかったのか、お聞かせください。
(2)住民のみなさんは規模の縮小を求めているが、設計変更をすることは出来ないか。
(1)8・9番地開発の目的と違法融資をおこなった千代田生命を開発主体とすることにした区長の見解はいかがでしょか。また計画の中止を求めます。
(2)千代田生命による地上げの実態、何軒、何平方メートル、10年前と現在の居住者数を説明されたい。
(1)中小企業センタ−は、区内産業の発展にとって重要な役割を果たすもの。産業展示コ−ナ−は多くの業者が展示することが出来るように充実すべきと思うがいかがか。またパソコンの設置では高度な新製品開発にも役立てる事のできる機器設置と研修の体制整備を求める。
(2)品川区として商店街の集客力を高める支援が必要。空き店舗対策の充実を求めるがいかがか
(3)産業振興マスタ−プランを実行性あるものにしていくための予算を拡充すべき。
(1)必要とされる同意書の提出は、保護開始時に一律に徴収する事をあらためるべきだ。本人に明確な説明を行い、必要となった時にのみ徴収すべき、と考えるがいかがか。
(1)管理組合や長期修繕計画の有無などマンション施策を強化するための基礎的な調査を早急に行うべき、と考えるがいかがか。
(2)相談に対して迅速に対応できる職員の配置と独立したマンション相談窓口が必要と考えるがいかがか。広報の体制強化も必要と思うが、いかがか。