日本共産党品川区議団は12月24日、濱野区長に対し2010年度予算要望を提出しました。重点7項目、全体で191項目の予算要望を手渡しました引き続き公約実現に向けてがんばります。
2010年度予算要望書
2009年12月24日 日本共産党品川地区委員会・日本共産党区議団
はじめに
8月の総選挙で、国民は自民・公明政権を退場させました。新政権には、自民・公明がすすめた政治を大本から転換することが求められています。
さて、国民の暮らしは深刻さを増しています。昨年来の経済危機は日本経済をどん底に落とし、失業率は5.1%と高いレベルのまま推移、若い世代(15〜24歳)の失業率は9.8%にものぼっています。産業分野の中心的存在の中小企業も、経済危機と受注減の中で危機的な状況にまで追い込まれています。デフレや円高の影響も加わり景気はさらに落ち込んでいます。輸出最優先のあり方を切り替えて、内需拡大を本気ですすめなければ日本経済は立ち行かなくなってしまいます。
品川区民の現状はどうでしょうか。生活保護受給世帯は2009年度11月末現在、3714世帯(4445人)。今年は一月たりとも下がることはなく増加するばかりでした。1992年と比べ2.67倍になっています。国民健康保険料の滞納世帯は2008年度20851世帯、25.4%。就学援助受給世帯は小学校と中学校合わせて25.8%。中小企業の倒産は8月の79件から10月はさらに増えて94件、統計には出てきませんが廃業も増えており深刻な事態にあります。
こんなときこそ、自治体は区民の暮らしと命を守るためにその役割を果たすべきです。区民の「SOS」を受け止めてしっかり支えるために、大いに奮闘することを心から期待するものです。
わが党は、濱野区長が来年度予算編成をするにあたり、以下、7つの立場を貫くよう求めます。
なお、以下191項目の具体的要望を提出いたしますので、来年度予算に反映していただきますようお願いいたします。