2011.3.29 安藤 たい作 区議
日本共産党区議団を代表して、第6号議案平成23年度品川区一般会計予算に対する修正案の説明をさせていただきます。
本案の修正点は、大きく2点です。
1点目は、共産党が提出した議員提出第1号議案「品川区高齢者医療入院時負担軽減支援金の支給に関する条例」の財源確保のための措置です。
2点目は、品川学園校地取得に関わっての修正です。第一三共側からの要請でセットで購入する取得用地全体7037m2のうち約半分、後から購入を決めた社宅部分3665m2についてのみ、特養ホーム等、区民要望の高い福祉施設のための用地として使えるようにするための修正です。教育債で購入した場合、返済期間の25年間は学校用地にしか使用できなくなるため、この部分の購入財源を公共施設整備基金へと変更します。また、長年の地元からの要望で購入を決めた、現在仮設校舎が立っている3373m2部分についてと、三ツ木小学校校地については、そのまま教育債で購入するものです。
以下、それぞれ修正箇所をご説明します。説明書の方をご覧下さい。
まず、1点目の共産党条例提案に伴う財政措置については、歳出のみの変更です。2款「総務費」、1項「総務管理費」、1目「一般管理費」、25節「積立金」のうち財政調整基金積立金について、4億3808万9千円積み増すところを、2億3千万円減額します。その分を、3款「民生費」、1項「社会福祉費」、2目「高齢福祉費」、19節「負担金補助及び交付金」について2億3千万円増額し、高齢者医療入院時負担軽減支援金事業の財源とするものです。
次に、2点目の、品川学園校地取得のうち一部用途変更にともなう財源変更についてですが、まず歳入です。17款「繰入金」、1項「基金繰入金」、2目「公共施設整備基金繰入金」、1節「公共施設整備基金繰入金」を22億7500万円増額。その分、20款「特別区債」、1項「特別区債」、1目「教育費」、1節「学校施設整備費」を22億7500万円減額します。増減額は、面積費で按分した金額です。
次に、歳出です。3款「民生費」、1項「社会福祉費」、6目「社会福祉施設建設費」、17節「公有財産購入費」を25億2770万円増額します。あわせて、7款「教育費」、2項「学校教育費」、5目「学校施設建設費」、17節「公有財産購入費」を25億2770万円減額します。
説明は以上です。何とぞご賛同頂き、ご決定いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
参考資料