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南恵子 お元気ですか南恵子です。 2000年10月15日発行
第664号


学校の教室にクーラーを
室温三十七度もあれば落ち着いて学べない 

 決算特別委員会で、子供たちが学ぶ学校の教室にクーラー設置を求める質問をしました。今年の夏はひどい暑さだったので切実な願いです。
 わが党議員は、夏の時期に教室の温度が高くなり、落ち着いて勉強できる環境ではないことを知って、「望ましい室温は三十度というが品川区立の学校はどうか」と質問しました。
 今年の夏の暑さは異常といえるほどで、七月は夏休み前の二十日間のうち三十度以上あったのは十六日あったといいます。最高だった日の気温は三十四度でした。そして、夏休みが終わった九月には十日間も暑い日があり、最高気温は九月二日の三十七・八度だったといいます。
 異常気象とヒートアイランド現象でダブルパンチを受け、子供たちの学ぶ環境は気の毒なほどで、一月も早い改善が求められます。
 ところが区教育委員会の答弁は「普通教室には考えてない」という冷たいものでした。クーラーあるのはあたり前の生活環境のなかで育っているだけに、切実に求められます。「費用もかかるだけに、せめて扇風機でもつけてほしい」と言うとそれも否定。扇風機は体温の上昇を抑える役目をしますので欠かせないものです。子どもに冷たい区政と言えるでしょう。

三宅島から八潮団地に避難
三十四世帯、いつまで続くのかと不安いっぱい

 九月六日以降、三宅島の皆さんが八潮団地で避難生活を始めました。南は「八潮在住の議員が団地の皆さんに呼びかけて、生活用品を集めたり届けたりしましょうよ」と声をかけましたが、他の議員はその申し出を断りました。仕事も収入もなく不安だらけの生活は、そろそろ我慢の限界になるでしょう。寒くもなってきますし、災害は他人事ではありません。日本共産党として、できるだけの支援をしたいと考えます。

区内の製造業の製品を展示
中小企業センター内にようやく実現

 衰退が著しい区内工業の現状を何とかくい止めようとしてか、中小企業センターの一階ロビーに工業製品の展示がされるようになりました。これは、わが党のかねてからの要望事項でした。


  上の写真をご覧ください。技術力の高い品川の製造業の各製品が展示されている様子を移した写真です。産業展示コーナーとして、中小企業センター内に十月から開設されました展示は、製品だけでなく品川の工業の歴史や資料などもあります。
 この展示は、大田区の都立城南地域中小企業支援センターにあったものを移設したものですが、かねてからのわが党の要望だっただけにうれしく思います。また、工業関係者にとっても同じだと思います。
 衰退傾向にある工業を、この展示をきっかけにして、区民の目に触れ、子供たちにも知ってもらって、振興に大いに役立ってほしいと願います。