共産党提案の『介護保険利用料の引き下げ』はノー
自民・公明・民主などの反対で実現できず
日本共産党区議団が今議会に提案している『品川区居宅介護サービス利用料の助成に関する条例案』が十一月二七日の厚生委員会で審査されました。しかし・自民・公明・民主・生活者ネットなどの反対で実現の道がふさがれてしまいました。
現在、国はホームヘルプサービスの利用料は三%に軽減していますが、品川区は、独自に低所得者の所得制限を緩和して、一部を負担しているために、ホームヘルプの利用実積は一〇二・二%になっています。
ところが、他のサービスの利用実積をみるとデイサーピスは七三%デイケアーは六七・二%、ショートステイは六三・九%、訪問看護訪問リハビリは六四・一%です。
このことからも、負担軽減は利用を拡大するものだということがわかります。
そのためにも、今回の提案は実現させたかったのですが、他党がこぞって反対したのは本当に残念なことです。反対の理由は、自民党は「全会派が一致するなら考慮する余地もあるけれど、共産党一党で出されているので賛成しずらい。また、一般財源を持ち出してまで助成するべきではない。」
公明党は「第一段階、第二段階で支払いに困っている状況がない」というものです。
しかし、払える範囲でサービスを受けているのですからどうしても欠かせないサービスを受けて払うのは大変困難でも、必死に払っているために支払えない人の数は現実的にはあがっていないのです。大変な矛盾ですが、その苦労を理解して負担を経減する必要があると考えての提案です。
この区民の苦労を理解しない発言は大変残念です。
なお、十二月七日の本会議で菊地識員が条例に賛成の討論を行いました。
区民の世論を広げることが大事になっていますので、暑名をたくさん集めて議会に提出し、再ぴ議論できるようにしていきましょう。
政治への怒りが町中にいっぱい
「これじゃ、年寄りは死ねってことだ」
ある集会でのこと。町の中で活躍している方(Aさん)が「とにかく、今の政治はひどいよ。シルバーパスは今まで無料だったのに、今年は五千円も払うことになった。来年はもっと上がるんだってさ。ひどいよなー。これじゃ、年寄りは死ねってことだよね。」と近寄ってきて南に話しました。
南「そうですよねー。」
Aさん「さっき、あそこに座っていた○○都議(民主党)に言ったんだよ。いったいどうなってるの? 都議会は? (あんたはどういう態度をとったのかという意味)」 「まったくひどいよなー」と怒りが納まらないようで、繰り返し話しかけてきたのです。
南は、正直いって、その怒りの激しさに驚きました。いままで、石原都政の福祉切り捨てにはもちろん反対で、見直しを求めて運動を呼ぴかけてきましたが、声こそ聞こえていませんでしたが、みんな反対だったんだと心づよく感じました。
来年の一月からは老人医療費の一割負担がはじまります。
また、高齢者の負担が重くなります。安心してお医者さんにかかれない状況を増やすのは本当に許せません。
森改造内閣が発足しましたが、これも期待できるものではありません。かろうじて不信任決議案を否決したものの、国民の信任がされているというものではありません。
一日も早く、公共事業の積み増しやアメリカ追随の自民党政治を変えることを現実のものにするためにも、いっそう頑張らなくてはと思います。
平和だいすき!
日時 12月23日(土)
午後1時〜4時30分
場所 荏原文化センター
大ホール
チケット 大人 800円他
主催 しながわピースフォーラム
お問い合わセは83790-1523(南)
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