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南恵子 お元気ですか南恵子です。 2001年2月11日発行
第679号


高い介護保険料に「何らかの配慮が必要」
区民の世論に四会派(自・公・民・合同)やっと動く

 品川区議会オール与党は、介護保険料の負担に苦しむ区民の声に背中を向け続けて釆ましたが、ようやく耳を貸すようになったようです。二月六日付けの「品川新聞」に区長に要望書堤出と紹介されました。

 この報道によると、「自民、公明、合同、民主の幹事長連盟による・・要望書が区長宛に提出された」となっていました。
 その内容とは、「解決すべき課題のひとつが保険料の負担の問題」「保険料負担について何らかの配慮が必要であると受け止めている」とあり、保険料が高くて払い切れない高齢者がたくさんいることを認めた姿勢に変わりました。
 この四会派の変化は、わが党をはじめ、署名にど協力して下さった多くのかたがたの切実な気持ちを受け止めたものであり、率直にいって驚きましたが、歓迎するものです。今後は、全会派挙げて保険料引き下げを実現させるために、一致して進めていくことが大事です。
 二月二十八日から開かれる第一回定例会で区長がどのような対応をするでしょうか、しつかりと見守っていきたいものです。
 先週号でお知らせしましたが、保険料を取り過ぎていたために二十五%(二十六億円)介護保険財政安定化基金に積み立てます。介護保険会計はまだまだ余裕がありますので、積立ではなく区民に還元するべきだとわが党は主張するものです。


医療費と介護保険につぶされる
高齢者の悲鳴が聞こえます

  「今までお医者さんで五百三十円だったのに、今年になって行ったら四千七百円もとられた」とい余りに高くなってしまった医療費負担に驚く高齢者の声がいっぱい聞こえてきます。安心して暮らせる政治を求める声を、いっそう大きくしましょう。

 二月一日、冷たい雨が降っていましたが、あるひとり暮らしの高齢者宅にお邪魔すると、「これでは暮らしていけない。」と肩を落として医療費負担の大変な話を寂しそうに話してくれました。
 数年前に老人医療費の負担が始まったものの、それでも一回五百三十円で済んでいたのに、今年からは医療機関によっては八百円、あるいは一割負担になってしまったので、大変な負担にどなたも驚いています。本当にひどい話です。
 多くの高齢者は一科では済まず二つか三つの治療を受けています。たった一か所の通院であってもさっきの方は四千七百円にも跳ね上がつたのですから、月に二回行くとすれば九千四百円になり、わずかな年金暮らしでは、明日の生活にも一困る状態になってしまいます。 こんな政治でいいのでしょうか誰でもが、安心して暮らせるようにするのが政治です。