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南恵子 お元気ですか南恵子です。 2001年3月4日発行
第682号


家電リサイクル法で有料に
テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンなど4品目

 4月から家電リサイクル法が施行されます。資源の有効活用と、埋め立て処理場の延命、また、有料化による意識の啓発などが大きな目的です。 しかし、決して安くない料金に不法投棄を増やすのではという不安の声もあります。
 今年の4月から実施される家電リサイクル法は、エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の4品目を廃棄物として排出する場合に、料金を払って(リサイクル料)家電メーカーが引き取りリサイクルすることを義務づけています。また、収集・運搬の費用(回収料)も負担することになります。消費者にとって、合わせると決して安くない費用であるため不法投棄が増える心配があります。
 品川区など23区は共同して関係業界などと「家電リサイクル地区協議会」を設置し、担当の収集運搬業者が小売り業者が回収するものと「家電受付センター」で受けつけたものとを合わせて中間集積所まで運びます。*家電受付センターは小売り業者に引き取り義務のないものを受けつける。
 リサイクル料は洗濯機・2,400円冷蔵庫・4,600円テレビ・2,700円エアコン・3,500円です。また、回収料はまだ発表されていないのでわかり次第お知らせします。
 いずれにしても、結構な金額になりますので、消費者の負担軽減、取り分け低所得者への配慮や製造メーカーの回収責任を果たさせるためにも自治体の回収した物もメーカーに引き取らせること、中小小売り業者の負担軽減などを実現させていくことも必要ではないでしょうか。皆さんのご意見もお知らせください。

とんだ「すまいるスクール」?
第二延山小で新年度実施と言うが・・

 区教育委員会は、来年度から第二延山小学校内で放課後に学習中心の事業を実施すると発表しました。
 よく調べてみると、これは教師に今以上の負担をかけること、継続や連続した指導ができないことなど問題が多くあることがわかりました。
 区立第二延山小学校内にあった区立幼稚園(第二延山幼稚園)が2年前に廃園になり、「なくさないでほしい」という運動が幼稚園の父母を中心に広がりました。区は、その願いに背を向け続けたまま、今回、施設を改修して「すまいるスクール」を開設することにしました。改修経費と「すまいるスクール」準備経費は2,500万円です。
 どのような内容のスクールかというと、(1)個別学習、グループ学習、(2)スポーツ、(3)室内あそび、外遊びなどで、希望する小学校1年生〜6年生の子どもたちが対象です。近隣からも希望があれば受け入れるとしています。
 指導は、第二延山小学校の教員と指導助手、ボランティアなどですが、多くの教員は「とても対応できない」と言います。現在の教員としての仕事さえ勤務時間内では終わらず、1時間〜3時間の残業と自宅に持ち帰って仕事をこなしているという状況があるからです。教員本来の仕事の他に「すまいるスクール」の事業を受け持つのは無理だということがよく理解できます。
 更に、教員の残業は限定されているので、この事業にあたる場合はその点も解決しなくてはなりません。
 いろいろ問題点を述べましたが一番大事なことは、第二延山小学校の教員たちの声がまったく聞かれないうちに発表されたことです区民にとって必要な施策と考えるのなら、各層の意見をしっかりと聞いて実施するべきです。
 日本共産党は、区民の意見をできるだけ多く聞いて議会のなかで頑張ります。