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南恵子 お元気ですか南恵子です。 2001年3月18日発行
第684号


プールよりゴルフだ
区民の要求予測を誤った
健康センターのゴルフエリア

 来年度予算を審議する予算委員会が開かれています。このなかで区民要求の予測を見誤っていたことがわかりました。品川健康センター使用料のゴルフがそうです。

 3月9日から始まった予算委員会は、2日目に歳入(国や都などから来る補助金や区民の方たちが払う使用料など)の審議を行いました。
 「使用料」とは、例えば総合区民会館や集会所など区民施設の利用時に払う料金が来年度どのくらい見込まれるのか、それぞれの予算額がかかれています。
 品川健康センターの部分に、『ゴルフエリアは6,000回』の利用を見込んで300万円を計上していますが、昨年度の予算は倍以上の1万3,000回余でした。
 そこで南は、なぜ回数を半減したのか理由を聞きました。質問したいと思ったのには、次のような理由からです。この施設は2年前にできました。建設に当たって八潮の住民をはじめ大井地域などからも「プール建設」を強く望む声があり、6,000名もの署名が区議会に提出されました。当時、南は実現させる立場から賛成し、委員会でも質問したのです。
 ところが、区の答弁は「プールを造ると維持経費がかかり過ぎるので造らない。代わりにゴルフ人口も多いからシュミレーションに変えた」といったのです。
 しかし、2年後にゴルフエリアの使用回数を半分以下に見積もらざるをえなくなったのですから、区民の切実な願いに背中を向けてきた区の責任は重いものです。
 ましてや、今日高齢者をはじめプール人口こそ多くなっています成人病予防のために、日頃の運動不足解消のためにと、どこのプールも大にぎわいです。品川区立のプールは取り分け利用者が増えています。また、昨年、大井地域の方からプールの増設を求める請願が区議会に出され採択されています。
 プールは維持経費がかかりますが、しかし、区民の健康維持のために、医療費抑制のためにも普段から病気予防の取り組みは大切です。その点から見ると却ってプール維持費は安いと言えるのではないでしょうか。