品川の介護保険料二三区で一番高いことが 
  公明党の『ウソつき発言』で明確に   
    三月一八日に開かれた予算特別委員会の質疑で、日本共産党が指摘し改善を求めていた「二三区一高い介護保険料」の実態が、あらためて浮き彫りになりました。これは、公明党委員のわが党を「ウソつき」呼ばわりする質問によってです。 
        第1号被保険者の 
 基準月額保険料
   
   
    | 区市町村名 | 
    基準月額保険料 | 
   
   
    | 千代田区 | 
    3,017円 | 
    
   
    | 中央区 | 
    2,980円 | 
    
   
    | 港 区 | 
    3,050円 | 
    
   
    | 新宿区 | 
    3,243円 | 
    
   
    | 文京区 | 
    2,983円 | 
    
   
    | 台東区 | 
    2,642円 | 
    
   
    | 墨田区 | 
    3,050円 | 
    
   
    | 江東区 | 
    2,900円 | 
    
   
    | 品川区 | 
    3,300円 | 
    
   
    | 目黒区 | 
    3,297円 | 
    
   
    | 大田区 | 
    3,067円 | 
    
   
    | 世田谷区 | 
    2,967円 | 
    
   
    | 渋谷区 | 
    3,067円 | 
    
   
    | 中野区 | 
    2,992円 | 
    
   
    | 杉並区 | 
    2,942円 | 
    
   
    | 豊島区 | 
    2,982円 | 
    
   
    | 北 区 | 
    2,908円 | 
    
   
    | 荒川区 | 
    2,963円 | 
    
   
    | 板橋区 | 
    3,083円 | 
    
   
    | 練馬区 | 
    3,100円 | 
    
   
    | 足立区 | 
    3,217円 | 
    
   
    | 葛飾区 | 
    3,043円 | 
    
   
    | 江戸川区 | 
    2,920円 | 
    
   
   
    実態と違ったままにしたから  
     介護保険料の品川区の基準額は月額で3,300円、二三区で一番高い状態です。なぜ高いのかは以前にもご報告しましたが、療養型病床群を実態に合わない数字を修正しないままにしていたからです他区は制度が始まる直前に修正していました。区議団はその時点で気づき指摘をしたのですが、担当理事は聞き入れずにいたのです。 
   「ウソだということですね」と理事者に念を押す 
    この高い保険料にどれだけの高齢者が驚かされているでしょうか。公明党委員は思い負担に泣かされている高齢者の思いをどうとらえているのでしょうか。彼は、次のように言いました。 
     公明党委員「(日本共産党の)ビラですが、二三区で一番高い・・取り過ぎというが・・一番高いんでしょうか。」担当課長「品川区は二番」公明党委員「ウソだということですね」と公明党得意の理事者側に答弁させてウソだと見えるように質問しました。 
   一番高いのは調査で明確 
    区と一緒になって、わが党の指摘が間違っていると言いくるめることは絶対に許せません。あらためて目黒区と東京都に調査をすると、やはり品川区が一番高かったことがあらためてはっきりしました。 
     目黒区は、介護保険条例のなかに保険料を3,325円としていますが、付則を設けて『十二・十三・十四年度の保険料を本則の規定にかかわらず』と書いて、半額は一六六二・五円、満額は3,297円としています。ですから、六五才以上の目黒区民は3,325円を払うことはありえないのです。また、ちなみに目黒区の担当者は「国からの路上生活者(ホームレス)の対策費が保険料の基準額が決定してからきたために条例を変えられなかったので、付則に記した」という説明でした。 
     品川区の担当理事は、そういう事情を知りながら答弁ではいわないという非常に不親切な姿勢です。公明党と一緒になってわが党をウソつき呼ばわりするものです。 
    
 
すごい! 高齢者パワー 
    「健康塾」実現 署名の力?  
    「議員さんに力を貸してもらいたい」と、八潮に住む高齢者の皆さんが「健康塾」の問題でご相談を寄せてくださいました。高齢者パワーの迫力に驚くだけでなく見習う必要があります。 
    「この地域の議員に訴えて、何とか健康塾にみんなで受かるようにしよう」という訴えで、ある高齢者がご相談にきました。その内容は、毎週木曜日に八潮地域センターで開いている「健康塾」が自分たちの健康を守るためにも、気軽に通える場所で、気心の知れた仲間で楽しみながらできるので大人気のようです。 
     ところが、人気が広がって二十人という募集に応募が上回って、全員でできなくなりそうだということがわかったのです。仲間内で「八十以上の人は遠慮した方がほうがいいのでは・・」「何も畳でなくても、ゆっくりした体操だから広い部屋に変えればみんなでできるのに」「安いから利用料を倍にしてもいいのに・・」などたくさんの声が出たといいます。 
     自分の健康を守るためにも、なんとか体操を続けたいという切実な高齢者の願いに応えたいと、南は予算委員会で取り上げました。答弁はお粗末でしたが、さっそく実現したというニュースが伝わってきました。担当課長は「抽選してはずれた人にも連絡して、全員ができるように教室数を二つにしました。」という報告でした。また、増やしたのは八潮教室だけではなく、東品川、西五反田、後路、ゆたかも含めて十一会場十九教室です。高齢者の皆さんのパワーすごいですね。 
     ちなみに短期間の間に集めた署名は269筆でした。お疲れ様でした。 
  |