東京都の福祉
マル福受給者半減
自・公・民・社民の賛成で
こんな政治でいいのでしょうか
マル福も寝たきり手当も
マル福とは、六十五歳から六十九歳の高齢者に東京都が支給する医療費の助成制度のことです。
今までは多くの方たちに喜んでいただいた福祉施策のひとつですが、昨年三月に廃止が決まってしまいました。自民・公明・民主・社民が賛成したものですが、現在六十三歳の方は六十五歳になっても受給できなくなりました。下の図をご覧ください。
品川区の場合、この制度に要する事務費を計上していますが、事務費の推移を見ても大きく減っている様子がよくわかります。平成十一年度は百五十万五千円、平成十二年度は百四十万四千円あったのに、今年度は七十七万一千円です。
寝たきり手当てについても同様です。
品川区の支給事務費は、平成十一年度と十二年度は二万人余,十億円余計上されていたにもかかわらず、今年度は対象者は一万二千六百人で、三億四千万円程度です。
この制度を無くす理由は、東京都の財政の悪化としていますが、いままで「福祉の達人」と宣伝してきた公明党が、なぜ賛成したのか疑問です。
秋田かくお都議は、これらの福祉施策の復活にどれだけの財政が必要かを計算すると、マル福は五十四億円、寝たきり手当ては六十三億円で可能だとわかりました。年間予算が十二兆円もある都の財政なら意思さえあれば必ずできるものです。まして、今年度は銀行課税などで八千四百億円も収入があるのですから極めて政治姿勢の問題です。
シルバーパスでも
シルバーパスも有料化で十万六千人の方たちが失わざるを得なくなりました。住民税非課税の方は千円、課税されている方は五千円からスタートして毎年五千円づつ上がり、再来年には二万五百十円にまでなってしまいます。 このようになってしまったのに、公明党は「有料化ではない、事務費相当分だ」と言っています。ここでも、「福祉の達人」の名に値しないと思います。また、四年前に掲げた公約に反して大幅な負担増を許したその理由を都民に説明するべきではないでしょうか。
公の政党としての責任を感じるのであれば、日本共産党をウソつき呼ばわりする前に説明こそするべきだということを強調したいと思います。
皆さんとご一緒に、福祉の充実を優先させる政治に転換させましょう。
秋田かくお都議会議員の談話
日本共産党の都議会議員は、全員で都民の暮らしを守るための論戦を展開しています。三月議会で石原知事と公明党は一緒になって「ハイエナ」発言を繰り返して他党からも厳しい批判を受けましたが、議会を冒涜するものです。公正で都民本位の政治実現に頑張ります。
日本共産党演説会
日 時 :5月14日 午後6時開場
会 場 :日本武道館
主催:日本共産党東京都委員会
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