「つくる会」の歴史教科書
品川区教育委員会は不採択に決定
区民と教育関係者の運動実る
国際問題にも発展している歴史教科書の問題で、品川区の教育委員会は「つくる会」の執筆した教科書を採択しませんでした。
8月2日と7日に開かれた教育委員会は、品川区立の小中学校で使用する教科書の審議を行いました。
2日の委員会には90名近い傍聴希望者でしたが、10名の傍聴席しか確保しないということでやむなく抽選になりました。南は残念ながら抽選に外れてしまいました。
この日の傍聴者の報告では、教科書会社名は伏せてA社・B社と呼びながら、教科書ごとにまとめられた資料に基づいて審議をしました。
審議の結果、仮採択として「つくる会」の教科書は不採択にしました。その理由は、「学習指導要領の趣旨、学び方を学ぶというのに合っていない」「日本国民の自覚を促す読み物的になっている」「歴史をこう見るんだという押し付けになっている」など、いろいろな意見がだされました。
しかし、仮採択にとどまっていたため、7日に開かれる教育委員会の傍聴も大切となり、引き続き要請行動を取り組むことになりました。
7日の審議で不採択
7日の委員会に集まった傍聴者は50人弱。やはり抽選で決めました。傍聴者がたくさんいるときは、傍聴席を広い部屋に改めるなどの柔軟な姿勢があってほしいものですが、委員会規則に決まっていることを理由に非常にかたくなな対応です。
杉並区は、広い部屋に変えるなどの対応をしたとききます。それと比べても、品川区の姿勢は異常といえます。なぜならば、区立の小中学校には「開かれた学校」を求めているのに、その指導をしている 教育委員会が閉ざされているのですから。
本採択をめぐる審議は、小学校と中学校のそれぞれの教科ごとに行い非常に簡単に決まったという報告でした。 ともあれ、今回は一安心しましたが、「つくる会」は3年後を目指して、今回の取り組みの教訓を生かしてさいたくを目指してくるでしょう。もっと大きな国民的な運動にしなくてはいけないと感じました。
都教委は採択と決める
同じ7日に開かれた東京都教育委員会は、都立の障害児学級で「つくる会」の教科書の使用を決めました。どこかしらで採択をという危険な動きです。これからも許さない世論を大きく広げる必要を痛切に感じます。
猛暑の中で訴えた日本共産党の政策を
ご支持いただいた皆さんに感謝します。
暮らしを守る政冶の実現に頑張ります
緒方靖夫・筆坂秀世各候補の再選を勝ち取る
今回の参議院選挙で、緒方候補は63万票余を得ました。比例区では、54万票余で再選されました。
また、かってない小泉人気で5議席にとどまりましたが、猛暑の中、ご支持いただいた皆さんに感謝申し上げます。
今回の選挙戦では、小泉流の「改革」に対し区民に耐えがたい「痛み」をもたらすだけでなく、日本の経済を破局にまで導くものであることを正面から告発しました。
そして、「国民が主人公」の日本に切り替える日本改革の提案を訴えました。この主張は、選挙戦の論戦に大きな影響を及ぼし、他党のその影響の中で変化をせざるを得ないものでした。
今後の小泉政治は、国民の要求に照らして矛盾が広がらざるをえなくなりますが、そのときにはっきりするでしょう。
今後も政策を堂々と語り、信頼される党作りを進めるために奮闘します。どうぞ、よろしくお願いします。
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