品川区議会が始まりました 南恵子が質問
戦争認識・保育・まちづくりを問う
9月20日から始まった品川区議会で、南は一般質問を行いました。」質問内容は三点です。
@アジア・太平洋戦争は正当化してはならない 区長の侵略戦争の見解を問う
A保育園の待機児解消は急務!
保育園の増設と未認可保育園の支援を
B都市計画道路163号線一本橋地区の事業は まちづくりのビジョンを示し住民合意を基本に
まず、@の質問は、今年の夏に熱い議論があった小泉首相の靖国参拝や歴史教科書問題などです。
あの侵略戦争は品川区民にとっても大きな被害をもたらしました。例えば満蒙開拓団として武蔵小山商店街の有志が満州に渡り、最後には800名が死亡しました。
いつも区長は国政問題には明確な答弁をしませんが、区民の代表としてその見解を表明する必要があります。
二つ目の質問は、働きたいという女性が増え続ける今日の緊急な課題になっています。品川区は、2年前に延長保育と夜間保育をはじめ、また、定員弾力化で子どもを定員以上に受け入れ保育をしてきたため、他区に比べると待機児は少なかったのですが、今年度は倍に増えています。
区長はある雑誌で、「親にとっては保育園に預けるほうが楽ですから。待機者の中身も吟味しなくてはいけません。現在の待機者そのものが、本当の待機者なのかという点も考えないといけないでしょう」と述べていますが、この発言は、働きたいという女性の気持ちを理解しようとしないものです。
品川区は、女性の社会参画を求めて第三次行動計画品川プランを新しく立てました。その内容は、区の各種委員会に女性委員の参加を40%にすると目標を立てています。また、「女性も男性と同じように就労の場で自己実現を図れるように」と述べています。それれにも関わらず保育行政では違う立場をとるのでは、園に子どもを預ける母親の社会参画は別のものとでも考えているのでしょうか。
三つ目の質問は、補助163号線の道路拡幅問題です。
これは、道路幅を広げるから立ち退けとばかりの対応をする区の姿勢を問うものです。区民が主人公という意識を失った区の姿勢はまちがっています。
一般質問の答弁は、次回にご報告します。
なお、区議会・本会議の様子はCATVで放映することになっていますので、ご自宅でぜひご覧ください。
そして、忌憚のないご意見もお寄せください。
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