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南恵子 お元気ですか南恵子です。 2001年10月21日発行
第708号

minami@jcp-shinagawa.com

女性の社会参加すすめるために

「男女共同参画社会・品川プラン」を基に促進を求る

 決算委員会のなかで、南は男女共同参画社会をめざして制定した「品川プラン」について質問しました。

 このプランはなかなかよく出来ています。しかし、中身に比例して施策が推進されていなければなりません。その点でどうかという問題です。

女性の経済的自立への支援

 このプランを作るに当たって、区は現状分析などを行って施策化しています。まず、@保育園、学童保育の整備、充実による女性の就労継続の支援、A女性の起業家への支援、B女性の職業能力の育成、C女性の福祉行政の充実の角度からとらえています。

区は「女性が自立していく上で重要だという認識をもっている」と答弁しました。そのこと自体は大事なことですが、保育園は夜間保育など保育内容を拡充させているものの、学童保育は今後後退させるのではないかという心配があります。

従って、プランに明文化したことを区民の期待に応えてしっかり進めてほしいと強く思います。

各種委員会の参画状況は

また、区は推進目標の一つに参画度合いを四十%に設定しています。現状は二八・四%(平均)ですが、区が関わっている各社の会議の実態を見ると、いくつかの会議は女性の参画も進んでいますが、まだまだの観は否めません。例えば、行政委員会としての教育委員は5名中2名が女性です。しかし、監査委員会や選挙管理委員会には参画できてません。残念です。今後の問題として、議会からの選出をする時きちんと配慮できるようにしていかなければなりません。

気軽に相談できることが大事

女性が抱える悩みは多くあります。誰にどう相談すればいいのかわからなくてそのこと自体が悩みになることもあります。

今日の区の相談体制は「女性のための相談室」として設置していますが、弁護士の相談はつきに3回、カウンセラーによる相談はつきに1回となっています。この相談体制についてのお知らせは、「マイセルフ」という啓発誌と広報「しながわ」などにのせています。「マイセルフ」は学校や保育園、地域センターなどに配布してあります。(ご覧になりたい方は、遠慮なくご連絡ください。)

相談体制の充実を求めた南の質問に、「需要の多いものに変えてきている」という答弁です。

しかし、気軽に相談できるように整備されていることがまず大事だと思いますが、その点では、需要の多いものにシフトするというのはどうなのでしょうか。チョッと気になるところです。


公団住宅に住んでいらっしゃる読者のみなさん

 先日、みなさんのお宅をはじめ、公団住宅に「手すりの設置を求める」署名用紙を届けさせていただきました。

 高齢化が一段と進んでいる八潮地域ですが、子どもも成人になり就職や結婚で八潮を離れていくことも多くなっているだけに、他の地域に比べると入居当初と比べ高齢化率は倍加しています。

 買い物、外出などでエレベーターのない低層の住宅はとりわけ、階段の上り下りに苦労がともないます。「手すりがあればいいのに」という声がいくつか寄せられていましたので、みなさんの声を集めて公団に届け、実現をさせたいと思います。

 十月二十一日(日)の午後に訪問して、署名のお願いをしますので、ぜひ、ご参加下さればうれしいですし、ご近所に声をかけてくだされば、なおうれしいです。よろしくお願いします。

 なお、公団は、順番もあるが要求があるところはつけるーーということのようですから、積極的に運動することが大事だとおもいます。