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南恵子 お元気ですか南恵子です。 2002年1月20日発行
第720号


保育サービス現況調査 父母の声
もっと正規の保育士を増やして


 品川区の保育課は、一年前に「保育園サービス現況調査」を実施しました。その結果の報告がありましたが、父母と職員では認識に大きな違いがあります。

調査目的はサービスの質の確保

 第一回目の調査は、認可保育園十四園(公立十二、私立二)を対象にして実施されました。調査目的は、保育園の入所が措置から契約に変わるなど、福祉のあり方の改定に伴い保護者への情報提供が必要になるので、そのための調査といいます。
 この調査は東京都が区の協力を得て保育園を利用している保護者と、そこで働く職員を対象に実施しました。調査後の結果は、各保育園でサービスレベルの現状や課題を把握して改善に生かします。回収率は、保護者が七十一・八%、職員は九十三・九%でした。いずれも関心が高いことを示しています。
 第一回目に続き、二回目のアンケートは一月十五日に締め切ったといいます。 
 調査目的にしているサービス向上は、各保育園でどう具体化されるかが大事です。保育課長は、「全体と個別の園に戻しサービス向上について(対策をつくることが)必要だ」と発言しています。
 私は、このアンケートの実施と出てきた結果について次のように考えます。
 まず、保育サービスの評価が露骨に表われるアンケートを、保育園ごとに受け入れて実施したことについては敬意を表します。結果は予想の範囲内と思います。
もともと、保育園は、子どもを保護者とともに共同して育てるところですので、両者の間で食い違いがあってもなりません。したがって双方が同じスタンスで子どもに関わる必要があります。
 しかし、「問い合わせをしてとき必要な情報の提供について」は、保護者と職員間での認識にギャップがあります。一時期に比べて、職員が保護者に子どもの様子を伝える努力が少なくなったといわれています。時間的な余裕、心理的な余裕の両方だとも言いますが、大変危惧するところです。
 今日の子どもの育つ姿を見ると、 乳幼児期の大人のかかわりが特に大事だということを痛感します。
このアンケートが、この間の心配を払拭できるようなきっかけになればと願わずにいられません。


  チョッと気になるところをチョイス

 公立と私立の保護者間のちがいについてみる 
  問18総合満足度  
     公立55・2%  ・ 私立78・7%
  問11保護者の関わりや交流の満足度
     公立25% ・ 私立57%

 保護者と職員間のちがいについてみる
  ○いやな思いやトラブルの対応
     保護者34・9% ・ 職員67・6%
 ○問い合わせ時、必要な情報の提供
     保護者56・1% ・ 職員80・5%
 ○子どもや保護者の意向を基に改善した
     保護者31・1% ・ 職員65・3%


大井消防団・初め式に参加して

 一月十三日(日)、きゅりあん小ホールで、大井消防団の初め式が行なわれました。毎年、私も参加をしています。
 消防団の存在は大きく、日常的に、街の安全・防火に大いなる貢献をしていただいています。夜間、街の公園などで消火訓練をしているのをご存知のことと思います。
 初め式では、日ごろの訓練や消火活動の中で優秀な成績の方を表彰します。
 また、団員の活動を支えている家族に対しても、感謝の思いで署長から感謝状が送られました。
 ありがとうございます。

 なお、大井消防署管内では、昨年一年間で五十一件の火災が発生しましたが、前年に比べて十一件減っています。焼失面積も減少しています。そして、火災による死者は、一千日間ゼロが続いているという報告でした。本当に感謝です。


   新成人のみなさん 
  おめでとうございます

今年、成人なった方は、3517人です。
そのうち、きゅりあんで実施した成人式に出席した方は半分の1874人。
就職、人間関係など厳しい時代ですが、生きがいある素敵な生活を送れるよう、心からのエールを送ります。