区議会総務委員会での区の態度
アルゼンチン国債購入は全理事長がやった
宮崎(党)議員が追求 理事長(区長)の責任こそ問われるべき
三月四・五日に開かれた総務委員会では、品川文化振興事業団がリスクが高いことを承知でアルゼンチン債を購入していた問題について質疑がありました。区民や議員が大勢傍聴するなかで、区は相変わらず、前副理事長の独断だと言い続けています。
手続き上の問題にすり替え?
文化振興事業団の「庶務規定」別表には、理事長決定として「予定価格が二千万円以上の契約を締結すること」と明記されています。
アルゼンチン債は二回に分けて(一億円と六千万円)購入していますがいずれも理事長決定事項です。
たとえ前理事長がやったことではあっても、理事長の責任は免れることはできません。
前理事長が、証券会社とのやり取りや契約を交わしたことなど、全てのことを承知していなければ監督不行き届きになります。
また、理事会や評議委員会に提出した決算書には、「国債」としか明記しておらず、誰が見てもリスクの高いアルゼンチン債だなどと推測できません。この決算書の記載についても理事長の不行き届きを追及しなければなりません。
副理事長への監督責任、監事の行なった監査結果の記載不備への責任などあると思います。手続き上の問題があるといいつつ、前副理事長になすりつけようという姿勢がありありで問題です。
特別養護老人ホームの増設も切実
また、特養ホームに入所したいという願いは、介護保険制度ができて数年たった今も切実です。
一九九九年の入所希望者は一八六人でしたが、昨年の十月には二・五倍の四五八人にもなっていました。どなたも必要性は深刻です。議会で取り上げたケースは、十五年間リウマチで自宅介護でいたのですが、脳梗塞になり家族介護は限界となったため特養にの希望を出すと、区は「八二歳では特養に入るには若い」といわれ、三ヶ月ごとに老人保健施設を転々としているというのです。
区はこのような方たちが大勢いるのに、「足りている」として受け入れません。西五反田につくるケアホームは、利用料と水光熱費、おむつ代で毎月二五万〜三五万円もの費用が必要です。これでは、高額所得者しか入れないために、待機者の数は改善できません。
日本共産党は、今議会で、厚生労働省の補助金がつく三十人程度の小規模特養ホームをつくれと主張しました。
確認書の印は誰が押したのか
「債権の格付けに関する確認書」という書類があります。新光証券と文化振興事業団との間でアルゼンチン債購入にあたってやり取りしているものです。この書類には、先週もお知らせしましたが、債権が「低格付け」であること、ディフォルト・リスクが高いことなどが書かれています。区はそれを承知の上で購入したのですが、その書類には、理事長の印が押してあります。
宮崎委員は、この問題を取り上げて理事長が知らないはずはないことを追求しました。理事長である区長が総務委員会に出席していないため、答弁した企画部長は「わからない」と言わざるをえません。当然だと思います。
この後、他党議員が誰が押したのかと、公印を「勝手」に押すことは考えられないことなどと引き続いて追求しました。
総務委員会では、継続して調査する必要があることを確認し終わりました。
区長へ
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FAX 3777−8080
八潮の公団住宅に
手すりがようやく付きました
みなさんと一緒に進めた署名運動が大きな力に
日本共産党南恵子事務所が、井上美代参議院事務所とともに、公団賃貸住宅に住む方たちの願いを受け止めて、署名をとり、階段に手すりをつけてと都市基盤整備公団に要請に行きましたが、二月末から工事が始まり設置されました。
「お元気ですか南恵子です」ニュースで何回か取り上げてきました、公団賃貸住宅の階段に手すりをつけてくださいーーという切実な要求はようやく実現しました。
都市基盤整備公団の管理している低層住宅には、階段に手すりが付いてないため、居住者から「手すりをつけてほしい」「階段の上り下りが大変だ」当の声が寄せられていました。八潮のまちも高齢化が進み、エレベーターがないだけに何とか実現させようと署名をつくり取り組みました。四百人以上の署名が集まり、井上美代参議院議員とともに要請に行きました(昨年秋)。
今年の二月にようやく公団から二月に工事をしたい旨の連絡が入りました。要求した方からの連絡で、「ありがとうございました。手すりが付きました」とお礼の電話が入りましたので、さっそく確認に行き、写真をとってきました。
公団に住んでいらっしゃるみなさんのご協力があってのことです。お礼を申し上げます。
今後も、みなさんの願いを実現させるために一生懸命に頑張ります。
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