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南恵子 お元気ですか南恵子です。 2002年3月31日発行
第730号

minami@jcp-shinagawa.com

アルゼンチン国債の購入問題で
高橋区長 理事長辞任を表明

 予算委員会の総括質疑が行なわれ、その中で高橋区長は、品川
 文化振興事業団理事長を辞任することと、前副理事長・現事務局
 長各氏の辞任を表明しました。


 あくまでも国債の購入は、前副理事長の独断だといい続けてきた区長ですが、購入に当たっての手続きは組織的に行なわれていたのです。
また、手続き上の問題はないとも繰り返し主張していましたが、その一方で「私なら、危ないものには手を出さない」とも発言していました。 自分のお金で危険な橋は渡らないが、自分のお金でなければ危険でもいいんだなどということが通用するでしょうか。こういうことを無責任というのではないでしょうか。 
 日本共産党区議団は、繰り返しこの問題を取り上げてきました。区長は議会の中で、「責任は自分の判断で決める」と述べていましたが、三月二十二日の総括質疑の中で、「四月に文化振興事業団の総会を開いてそこで辞任する。」と表明しました。また、前副理事長と現事務局長についても「退職する」ことを明らかにしました。

 今議会で終わりではない
 引き続きの調査必要

 二十八日の最終本会議で、区議会決議を出すにあたって、わが党の立場はつぎのとおりです。
 @ 前副理事長の独断というが、理事長(区長)の関与は明白。現副理事長が平成十三年の冬に事務局長から相談されて、区長に報告しないはずがありません。区長の責任を問う必要があります。
 A 証券会社が行なった格付けはBB。ハイリスクを知りながら購入
したことははっきりしました。材差損管理能力がないことを示しています。
 B わが党は区民に謝罪するべきだと主張しましたが、区長は文化振興事業団の理事長としての謝罪はしたが、区長としての謝罪はしないーーと発言。また、税金というが、財団固有のものであって、区民の財産ではないーーとまで明言しました。
 この角度からの決議文にしたいと思います。
 また、調査を継続させる必要がありますが、調査特別委員会の設置を議会運営委員会に提案する予定です。
検討結果については、後日にご報告します