区政を変えたい 区民の会に大勢参加
アルゼンチン国債やトップダウンの区政運営に怒り広がる
4月17日、中小企業センターの大会議室に百人を越える区民の方たちが参加して、「4・17 品川区政を考えるつどい」が開かれました。
低所得者の生活を守ろうとしない冷たい政治への怒りが、参加者からたくさん出されました。
「アルゼンチン国債はあまりにひどい話だ。これで区長をゆさぶり立候補させないようにしたい」「アルゼンチン国債問題は、区政を変える千載一遇のチャンスだ」など、参加者から次々に、ひどい区政に対する怒りの声が出されました。
革新区政を取り戻したい
高齢者も障害者も、子どもも学校も、低所得者も、今の品川区民は冷たい区政になかされることが多いということを実感しています。
「品川区政を考えるつどい」でも参加した方たちの発言に、冷たい区政の姿が浮き彫りになっていました。例えば、勤労者生活資金という区内の中小企業に勤める区民が対象の融資制度がありますが、十分な福利厚生制度がないために区が制度化しているものです。これは今年度から廃止になりました。
また、高齢者家賃補助制度も18年度で終わりになりますが、「今まで毎月3万円の補助があったのでよかったが、なくれば月10万円の年金で暮らせなくなる」と、73歳の方は途方にくれているといいます。
こういう冷たい区政を許しているのが、自民・公明・民主・区議会合同などのオール与党勢力です。
あるオンブズマン会員の方は、「政務調査費を調査しているが、自民党のある時期の研究費は100%飲食代になっていた。タクシー代も多くあった。」と発言。区長の冷たい姿勢と自民党などの与党との姿勢は連動しているという印象を持ちました。
いま、税金の使い方がおおきな関心を呼んでいます。区民の暮らしを守るより、開発やトップダウンの政治を進めるために使おうとしているのは、公正な姿勢といえません。区民に目を向けた区政にしたいと思います。
参加団体から区政報告
アルゼンチン問題を南が
今回のつどいでは、区政と区民生活のかかわりについて報告をしました。
区議会からみえる品川区政と、区民サービスに係わっている職員からにそれぞれ報告をしました。南は、さんがつぎかいでホットな議論を展開したアルゼンチン問題を担当し報告しました。
参加者の多くが高い関心をもっている問題だけに、議会「決議」を全会一致で採択できた背景と、オール与党体制の中では画期的な出来事だということ、同時に高橋区長におおきな打撃を与えたことなど離しました。
また、桜井恵子幹事長は区政全般の問題を報告しました。(先週号に取り上げました)
働く職員の目から見た区政の冷たさぶりやひどさぶりの報告もありました。
区民に目を向けた区政こそ私たちが求めているものだという気持ちを大勢の方たちと一緒に確認できたつどいでした。
アルゼンチン国債問題
公明党・鶴議員 区長擁護に終始
区民の財産失わせているのに
区民のおおきな関心を広げているアルゼンチン国債問題で、区議会で各党が取り上げた姿勢におおきな温度差がありました。公明党・鶴議員の立場は区民から見ると不可解そのものです。
1億6千万円もおおきな金額を紙くず同然にしてしまう恐れのある問題だけに、区民にとっては重大問題です。日本共産党区議団は、そういう認識の中でこの問題を議論し調査を進めてきました。
今日は深刻な不況。1円たりとも税金を無駄に使ってほしくないというのが区民の率直な気持ちです。ところが、調査をすればするほど、理事長責任が大きいこと、財産管理意識が希薄になっていることなどがわかりました。
そこで、真相解明を求め代表質問したわが党の沢田団長の発言を捉えて、鶴議員が攻撃を加えてきました。
たとえば、3月22日の総括質問で、鶴議員は冒頭からいきなり「うそをついている」などといった沢田議員の発言を取り上げて、理事者に「うそをついている・・との批判が当たるのか、当たらないのかを含め・・説明を求めます」と聞きました。
理事者の答弁が終わるとそれ以上の質問はしません。つまり、理事者の「問題なし」という立場の答弁でことを済ませ、沢田議員を悪い印象付けようという意図がはっきり表れています。
今、議会でとる立場は、区長や文化振興事業団の誤りを明確にして、再発しないように仕組みを変えることではないでしょうか。自民党も指摘をしている甘えによって起こった問題をきちんと検証し、間違いを正すことです。
しかし、公明党・鶴議員の立場はまったく違います。区民財産を守る立場を投げ捨てて、議会の大事な役割のチェック機能を放棄するものです。与党だから区長を擁護するんだという認識であるなら、大間違いと言わなければなりません。
みなさんはどう思いますか。
お門違いの攻撃をするのではなく区民財産を守る立場をとるべきだと思います。
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