公立小中学校の普通教室暑くて気持ち悪くなる 
      荏原四中にクーラーが整備された!
       
         区内の公立学校にクーラーは必要。子どもの切実な願いをなんとか実現させたいものです。PTAや教員組合だけでなく、学校現場から教育委員会に要望が出されました。 
       八潮から他の地域の中学校を希望し通学している方が、「学校は暑くて、気持ち悪くなってしまう」とお家の方に話しているといいます。 
        八潮の小中学校は全館冷暖房ですから、「暑くて勉強にならない」ということはほとんどありません。ところが、学校選択で他の地域の学校に行くと、特別教室はクーラーが付いていても普通教室は付いていません。(新幹線対策やその他の特別の理由のあるところは別) 
        党区議団は、普通教室にクーラーの整備は必要と考えています。区内の区立学校にクーラーの設置をしてほしいという要望を受け止めて、学校を訪問したり、教員や父母たちからも要望を聞くなど調査をしてきました。その結果、普通教室の温度はかなり高くなることがわかりました。全教(教員の組合)の全国調査でも30度を超えたのは79%と報告されています。 
         今年の夏の暑さは特にひどいものですが、学校施設でクーラーが付いていないのは子どもたちが1日の大半をすごす普通教室だけです。職員室・校長室・事務室・保健室・特別教室などはたいてい付いています。 このような状況の中で、区議会に請願が出されました。わが党は積極的に採択するよう奮闘しましたが、他党は否決をしてしまいました。 
       ところが荏原四中に七台付きました 
       議会で設置を求めるように奮闘してきましたが、教育委員会は、荏原四中の要望に応えてクーラーを七台設置していることがわかり、さっそく学校を見てきました。大井町線のすぐそばにあるために、窓を開けられず、PTAからも要望がだされていたものです。 
         3つの多目的教室に合計七台の整備です。かかった費用は68万円。 
        578教室全てに設置させるには3億円必要です。国の補助がどうしても必要です。 
      
       八潮地域に住んでいる議員で、 区政協力委員会の傍聴を申し入れました。 
       
       
        -------------------------------------------------------------------------------- 
      国に財源措置を求める意見書 
  党議員団提案を自民・公明・民主などが否決 
       6月27日から始まる定例議会を前にした議会運営委員会に、わが党区議団は国に意見書を提出しようと働きかけました。 
         しかし、他党は反対したために財源措置を求める意見書の提出は出来ませんでした。 
      室温が高くなる学校には必要 
       意見書の内容は、東京の気温上昇の現状について述べ、ヒートアイランド現象がおきていること、一般家庭にクーラーが普及して子どもの生活環境がクーラーなしではいられないことなど。また、そのため学校環境も厳しくなっていて、夏休み前に30度を越えた日が19日もあり、クーラーは必要なことなどです。 
         品川区内にクーラー設置の学校はありますが、航空機や新幹線による騒音対策です。普通教室に付けるのは財政的にも大変な額になります。品川区にとっては国からの補助金が来る過去ないかは大きな違いです。 
        従って、全党的に意見が一致できることだと思うのですが、否決されてしまいました。 
        大変残念です。 
      文教委員会で議論すべきだと否決 
       次に、他党の反対理由をご紹介します。 
        自民党は、昨年の文教委員会で請願審査の結果が不採択になっていることと、議運で(教員問題を)審議するのは無理があること。 
        公明党は、議運でなく文教委員会で議論するべき問題であること、学校改築のときに考えること。ヒートアイランド現象をクーラーが加速させているなど。 
        民主党は、自・公と同じ意見だという発言です。 
      文部科学省の担当者は「予算化に努力したい」 
       8月8日、日本共産党は文部科学省にクーラー問題で要望しました。南が参加しましたが、1教室あたり140万円、3分の1補助を考えているようですが、額の上乗せと2分の1の割合にするよう強く求めました。 
           
    |