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南恵子 お元気ですか南恵子です。 2002年9月15日発行
第751号


カラオケ・スナックなどに620万円も 自民党区議団
政務調査費の使い方


 8月24日の毎日新聞で報道された品川区議会の政務調査費について、多くの方たちが関心を持ったことと思います。日本共産党はこれを機会に、区民のみなさんのご理解を得られるような使い方に努力します。

政務調査費とは?

 『議員の調査研究に資する必要な経費』として条例で規定している政務調査費。品川区の場合は、議員一人当たり19万円が毎月支給されています。
しかし、政務調査費とは、条例をつくったり区民生活にかかわる諸問題についての調査、あるいは研究にその使途が決められており、『区政に関する調査研究以外の経費に充ててはならない』となっています。
 今回の新聞報道によると、自民党区議団は「研究費」の名目で65万7千円を支出していますが、その94%・626万円が飲食費に使われていました。しかも、使った先は「平成13年7月26日・パブ○○○○、26700円」などとスナックやクラブの領収書が多く含まれているといいます。
 このような使い方は、先にご紹介した規定に反するもので、きちんとした改善が求められます。

オンブズマンが監査請求し提訴

 品川区民オンブズマンの会は、各会派の政務調査領収書を情報公開で請求したといいます。
それによると、飲食にどれくらいの支出があったのか、会派別にみると裏面に乗せましたのでご覧ください。
 オンブズマンの会は、品川区監査委員会に「区行政の調査・研究りためと思えない」として住民監査請求をしました。
このような税金の使い方は看過できないという区民の気持ちはそのとおりだと思います。
 しかし、監査委員会は「(オンブズマンの会の)主観を述べたに過ぎない」との理由で棄却したと聞きます。信じられないと思いました。
 そこで、オンブズマンの会は、条例に反し、「調査研究に資する必要な経費」に該当しないとして、返還を求めるために東京地方裁判所に提訴しました。この結果が注目されるところです。

日本共産党も教訓にし改善に努力します

 新聞報道を見た区民のみなさんから、「こんなに使っているなんてひどい」「私たちは厳しい生活をしているのに、飲食に使うなんて」「税金だということを、もっと自覚してほしい」など、厳しいご意見を伺っています。まったくそのとおりだと思います。日本共産党は、政務調査費とその使い方をもっと厳しく見直す必要があるとして、みんなで確認しました。
 わが党の飲食費は、2%、37万円弱です。日常のお茶代、区政懇談会のときにだすお茶(缶)や、出張や合宿の時の食事などに支出しています。割合からすると多いとは思いませんが、しかし、貴重な税金ですから、もっと精査して見直す必要があることを申し合わせました。

政務調査費の領収書添付は画期的なこと

 わが党は、7年前から議会を区民に透明にしようという思いから、議会改革を提案してきました。
例えば、海外視察の中止や、今回の政務調査費の公開と領収書添付も層です。
 2年前に全会派が一致して領収書の添付を決めましたが、画期的なことです。区民からの税金を、議員が個人的に使うというのはどう間が゛得ても理解できるものではありませんので、指摘されている使い方は、改めるのが当然です。