決算委員会
生ゴミリサイクルの実施を
燃えるごみの四割がごみ
十月七日の決算委員会で、南は生ごみのリサイクルが減量と環境へ与える影響にとって大きな効果があるため、推進するべきだと質問しました。区はコストがかかる事を理由に消極的な答弁でした。
リサイクルの推進は地球環境の保全にとって極めて大事です。
品川区は2000年と01年の2年間、国の緊急雇用地域特例交付金を使って生ごみのリサイクルに取り組みました。しかし、継続せずに終わらせています。南は、再開を求めて質問しました。
日本のごみ焼却は世界的にもとびぬけて多い
生ごみリサイクルを再開しない最大の理由はコストだといいます。 モデル実施のときの財政は、国から出ていたのですが、本格実施になると全額区の負担になります。南が質問すると、「全区で実施すると、大変な金額がかかる」と答弁。一挙に全区で実施するのは到底無理なことですから、できるところあるいはやりやすいところからスタートさせるのが一般的ではないでしょうか。
集合住宅なら、ごみの保管場所もありますから毎日生ごみを出せますので、くさいから出来ないとか、これ以上室内に置いておけないなどは解消できます。
国 名 |
総排出量 |
焼却量 |
焼却率 |
焼却施設数 |
ドイツ |
4350万t |
1100万t |
25% |
53ヶ所 |
オランダ |
1200 |
280 |
23 |
11 |
スウェーデン |
320 |
170 |
55 |
21 |
アメリカ |
20700 |
3290 |
16 |
148 |
カナダ |
2320 |
120 |
5 |
17 |
日本 |
5020 |
3730 |
74 |
1864 |
上の表をご覧ください。
日本は、大半のごみを燃やす処理をしています。全排出量の74%で、これはどこの国よりもダントツの数字です。燃やすということは、ダイオキシンの発生が多いということであり、一酸化炭素の排出も多いということです。また、焼却施設数も比例して多くなっています。
こんな事態をいつまでも続けさせていいのでしょうか。生ごみは、燃やせるごみの40%を占めていますから、それをリサイクルするだけでも燃やすことを減らせるのです。
本格的に進めさせなければいけないと思います。
しかし、区は消極的です。実施に向けての世論を広げる必要を強く感じました。
アルゼンチン国債問題について区民の声
区議団のアンケート結果
「区長に責任ある」と答えた区民77%
これでも手続上の問題ですませるのですか?
十月三日の決算委員会で、日本共産党区議団の菊池議員がアルゼンチン問題の質問をしました。
区長は、区議団の実施したアンケートを意識して、「共産党が区長に責任があると宣伝するから向こう(区民)がそう思う」と道義的にも政治的にも無責任な発言をしました。その質疑をご紹介します。
菊地議員は、区議団が実施したアンケートに寄せられたアルゼンチン問題の区民の声を紹介しながら質問しました。「責任をあいまいにすれば同じことが起きる」「辞任で責任を取ったなどとんでもない」などかなり厳しくこの問題を捉えています。 区長はずっーと、元副理事長がやったことと言い続けていますが、それならなぜ告発しないのかと区長に聞きました。
答弁は先に述べたように、「共産党が区長に責任があると宣伝するから向こう(区民)がそう思う。副理事長が行なった行為は合法。ただ手続が不適切だっただけ。誤解をしないでいただきたい。」と、こんな調子での答弁です。みなさん、どう感じますか。
南は、事の本質を捉えず無責任そのものであり、区長の資質が問われれると思います。区民の税金を使い損失を出しているのですから。
アンケートの中には、「損害を出そうと思ってしたことではない」「積極的な資産運用をしようと思ってしたこと」というご意見もあります。
しかし、この債権購入にあたっては証券会社が事前に「ディフォルトリスクの高いもの」と知らせてあり、損害が出たときの責任は区にあることもはっきりさせていたのですから、区の責任はもう明白です。
また、区が実施した調査報告書には、『寄附行為』『庶務規定』に違反していること、「理事会の議決を経ていない」こと、「評議会の諮問も経ていない」ことが指摘されています。区長のいう「手続が不適切だった」では到底済まされるものではありません。
次に、「なぜ、副理事長を告発しないのか」と質問しました。これまで、副理事長が『勝手に印を押した』としているからです。
区長は、「理事長の公印は私が押すわけではない。区でも事務当局。理事長印を押してあれば全て理事長が認めたというわけではない」などと発言。委員会室がドッーとざわめきました。この発言にみんな驚いたのです。皆さんはどう思いますか。
さらに区長は、「告発しない理由は私どもが決めること。おたくから言われる筋合いはない。」と答弁。
これも、感情的な発言で見識が問われます。
この問題でのやり取りを聞いて、大変厳しい生活をしている区民はやりきれなくなるのでは・・と思います。区政を変えたいと深く感じました。
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10月20日(日)
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