議員削減
区民の気持ち生かす議会こそ
自民・合同・民主は慎重にすべきと賛成を示さず
十一月十二日(火)区議会で行革委員会が開かれました。この日の主なテーマは、四人の議員定数削減を求める陳情(先週報告)審査でした。大勢の傍聴者がつめかけました。
区民の声の反映に法律 で議員数を決めている
各党ともどんな意見を述べるのかと大きな関心を持って南も傍聴しましたが、議論の中心は削減には慎重でした。
日本共産党の菊地議員は、過去二回削減してきた経過を質問しました。87年に4人、94年に2人減らした結果、法廷定数よりすでに4人少なくなっています。それなのに更に減らせというのですから、陳情者は議会の役割をどのように考えているのでしょうか。
また、品川区の財政規模は年々増えており、10年前に比べると100億円もちがいます。したがって議員数が少なくなれば、区民本意の財政運営のチェック機能が落ちてしまうといえます。
公明党以外は慎重に決めるべきと強調
委員会で各議員が述べた意見をご紹介します。
合同議員、「正式に陳情を見て、議員とはこんなに役立たないと思っているのかと驚いた。」と開口一番述べました。南は、陳情者が傍聴していたのですが、いろいろな思いを込めて発言をしていると印象をもちました。
A自民党議員、「行革の立場だが慎重にするべきだ。」
B自民党議員、「本格的な議論するには委員会の回数を増やす必要がある。 なぜ、この時期に出すのか、もっと早い次期に出すのが当然だ。」「審議を尽くすほど難しい」
C自民党議員、「陳情文の中に『昭和58年から(区役所の)職員を減らし、9億8千万円削減した』とでているが、議員も減らしてきて80人分相当減らしたことになる。」人件費で見ると職員分を上回る。二回にわたって削減してきた当時の議会の判断を尊重するべきだと思う。前は、時間をかけて議論してきた。」と述べました。自民党議員の意見はどなたも慎重審議をするべきだというものです。削減額の答弁で事務局長は、「11億5千万円になる」と言っていました。
民主党議員、「お金を減らすための議員削減なのかなど、もっと突っ込んだ議論が必要だ。そうであるなら、(委員会の)回数を増やすか選挙終了後に議論するべきか」
以上のように、自民党、合同、民主党は慎重審議をするように強調し、今回の削減は「審議するほど難しい」という立場を鮮明にしました。
削減をするべきとの 立場に立つ公明党
一方、公明党は進めるべきという立場から質疑し、違いがはっきりしました。彼らの質問は、委員会回数を増やす事を提案したり、以前、自民党・須藤議員が削減に賛成した討論を持ち出して「須藤氏の発言にそって率先して考えなくてはならない」と言い、自民党を引き込もうとしている様子が見えました。
また、見識を疑う質疑もありましたのでご紹介します。公明党議員が質問途中に急遽、わが党桜井議員の区議会報告を持ち出しました。その内容は、議員削減問題ですが、陳情者の五十嵐氏についてのコメントもありそのコメントについての批判をしはじめたのです。
議会の中で、議題と関係のない問題を取り上げること自体、異常なことです。公の場を個人攻撃の場に変え、誹謗・中傷するのは議員としての見識に反するもので慎むべき事、やってはならないことです。長く議員を務めてきているだけに、誠に残念と思います。
議会の大事な役割・チェック機能を守り、区民の声を大切にする議会に
日本共産党は頑張ります
第4回定例会がはじまります
宮崎克俊議員の一般質問
11月21日(木) 午後1次30分〜
テーマは北朝鮮問題、水害対策、介護保険
いいぬま雅子議員の一般質問
11月22日(金) 午前10時30分〜
テーマは中小企業の仕事確保、子育て支援
有事法制に反対する区民の会の
次回の行動は
12月14日武蔵小山駅頭
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