日本共産党品川区議団TOPへ         「お元気ですか南恵子です。」目次へ

南恵子 お元気ですか南恵子です。 2003年3月1日発行
第773号


第1回定例会質問 介護保険問題

保険料ため込みは23区一番
減免制度の対象拡大と利用料減免を
2月26日から始まった区議会で南恵子は一般質問をしました。今回の報告は、介護保険の問題です。

すでに皆さんにお知らせしていますが、品川区の介護保険料は23区で一番高区、「もっと安くしてほしい」「利用しないで元気にいるのに」などの高い負担に対する色々な声がありました。
 党区議団は、介護保険制度が始まったときからこの問題に取り組んできました。保険料減額の実現のために条例改正提案をしたり、予算案の組み替え提案をしてきました。議会内での活動と区民運動の中で、保険料減免などが実現しました。
 また、今年四月から保険料が改定されますが、品川区は値上げせず継続としました。これも、区民と議員団の大きな成果です。

高い保険料がため込みも 23区一にした

区は介護保険導入前に、「介護を必要とする状態になっても安心して送れるようにする。」といいました。
ところが、実際は、サービスを使いたくても利用料負担に耐えられないから利用する量を減らしたため、保険料からの支出が予想に反して少なかっために、23区一高いため込み額になってしまったのです。ため込んだ基金は、2年間(12,13年度)で14億4千万円。これは高齢者一人当たりで計算すると2万5132円となり、23区平均の1.7倍でだんとつトップです。わが党が指摘してきたとおり、いかに取り過ぎであったかが証明されました。
 さらに驚くことに、一番高い保険料をとり一番基金を溜め込みながら、実は在宅のサービス利用率は23区最低という実態が明らかになりました。
 私は、この実態を踏まえて、保険料据え置きではなく引き下げできると思いますので求めました。
 品川区は福祉が進んでいると区民からよく聞きますが、名実ともにそう自慢できるようにしたいとつくづく思います。

保険料の減額対象者もっと拡大を

減額制度は党区議団がずっーと言い続けて一年半前に実現しました。しかし、1200名の対象者数に対して、実際に利用している方は140名程度です。周知の努力をしていないのでしょうか。これでは、低所得者の負担を軽減するという制度の趣旨が生かされていません。 今回の質問では、対象者の拡大をするために具体的な提案をしました。その提案は、@生活保護者に支給されている住宅や医療扶助費、老齢加算などに見合うよう収入ベースを引き上げること、A預貯金300万円未満を見直す必要があると思います。必死になって何かあったときのためにと葬儀費用を蓄えていますが、それがあるために対象となりません。この点も500万円に改正する必要があると思います。

区民の福祉を充実させてこそ自治体

自治体の仕事は、地方自治法二条に記されていますが、「公共の秩序を維持し、住民および滞在者の安全、健康および福祉を保持すること」です。そのために、予算を立て税金を執行することです。
 ところが、区民の暮らしの厳しさに目を向けようとせず、思い負担をかけても平気。介護保険制度の二期目が四月から始まりますが、二期や三期のために保険料を確保する必要があるといっています。
 厳しい不況下、一円でも無駄にしたくないという区民の生活を丁寧に見れば、私は先の考え方にはならないと思います。自治体の責務を忘れた姿勢だと思います。
 今議会で、同じ内容で条例改正提案をします。ご支援をお願いします。 

無料法律相談会

日時 3月19日(水)午後7時
会場 南恵子事務所
気軽にご利用ください。
なお、事前に連絡をお願いします。
連絡先
 南恵子事務所
 電話(3790)1523