浸水対策の説明会開催 六月四日、東京都下水道局南部建設事務所主催で、南大井地区の浸水被害対策の計画説明会がありました。南も参加しましたので、ご報告します。 毎年のように発生する水害被害に住民の方たちは閉口しています。 今年も、梅雨の季節や集中豪雨の夏になりますから心配しているところです。 東京都は水害対策の「クイックプラン」をつくり、23区レベルで推進しているといいますが、南大井三丁目付近に住む住民にとって、この地域の水害対策は強い要望です。 説明会では、南部建設事務所設計課の課長補佐から、「計画案について関係住民の意見を求め、同意が得られればすぐにでも具体的な計画を作りたい」というこの日の説明会の趣旨についての話がありました。 地域の具体的な状況については、南部事務所の担当者にもわからないものがあると思うので、忌憚なく話してほしいという提起もありました。また、具体的な設計案が出来たときと工事ちゅく種前には、もう一度、説明会を開く予定だそうです。 実現までのスケジュールは次のようです。 説明された具体的な考え方 とは 1、計画の背景と目的 南大井三〜六丁目付近は、西から東に向かって急勾配あるいは緩勾配で連続的に広がっている地形である。特に、三丁目の大井変電所付近は広い範囲で窪地となっており、浸水発生を大きくしている。大量の雨が降ったときは、雨水が道路面を流化して当該地域の道路上に集中する状況。 地元からの要望(昨年の十月ニ九日に品川区より要望を提出)も強く、計画をすすめたい。 2、計画策定の方針 局所的に発生する浸水に対して、道路冠水の軽減や集中する雨水を分散させるなどの手法を採用する。 過去に発生した集中豪雨による浸水時の冠水面積や水深などから想定される冠水量相当分を貯留する施設の整備を進めるなど軽減できるようにする。 そして、冠水相当量分の雨水量を貯留し、降雨終了後に速やかに既設の合流幹線へ排出できるものとする。 というものですが具体的には、鈴が森公園と南大井三丁目児童遊園の間を貯留管でつなぎ、児童遊園に溜まった水はポンプですぐに排出するというものです。会場からは、 ○ 工事着工の時期はいつか? ○ 戦前から何回か水害が発生している。区画整理後はなくなった ○ 二年程前に立会川が溢れた。マンションのポンプ室や半地下に水が入ってしまった。立会川が溢れないようにしてほしい。 |