学力テスト いいのでしょうか 品川区教育委員会は、新学期が始まったばかりの4月10日に、区立中学校1年生全員に学力テストを実施しました。今、関係者の間で大きな論議になっています。 学力の定着度を知り指導 に生かすというが 品川区教育委員会は、「学力や習得状況を把握するために」として、区立中学校18校で4月10日に学力テストを実施しました。父母や子ども・教師に対しての事前説明は、今回もしていませんでした。 六月九日の文教委員会で、わが党議員は、この学力テスト問題を質問しました。 その中でわかったことは、学力テスト実施の目的を、「掛け算九九や小数の計算、四則などが定着しないで来ている子どもたちがいる状況がある・・。中学校新一年生を対象にこの調査を実施して、実態を十分把握することが必要。」としています。また、「小学校の先生方に自分たちが教えた内容が、子どもたちに定着しているんだろうかというところを振り返ってもらいたい。」「そのために、中学校で実施しますが、その結果は出身小学校ごとに集めてお返しする。」「中学校では、実態に応じて内容を重点化していくとか、繰り返しの授業を行なうとか、個に応じた指導に当てるとか、指導方法や内容の改善に資していただく」と答弁で明らかにしました。 結果を出身小学校ごとに明らかにするということも言っていますが、これはテスト結果を公表するということです。 公表は大前提 学力テストの結果を指導に生かすということは理解できますが、出身校別に公表することとは別問題だと思います 子ども自身が公表されることをどのように受け止めるか、学ぶことに弾みがつくかどうか、よくみる必要があると思います。 また、教育委員会はしきりに「小学校で基礎・基本的な学力をどれだけ身に付けてさせて中学校に送り出すかは小学校の責務」と強調しています。そして、「結果を学校・保護者が共有していく」ために公表だというのです。 たしかに、小学校の時に学ぶことは、その時にきちんと身に付けてほしいというのは当然なことです。 しかし、さまざまな問題があって理解できない子どももいます。小学校教師の側の教え方などの問題もあるでしょう。そういう問題点を考慮しない考え方だと思います。 学力をつけるには30人学級は欠かせない条件 学校で学ぶ子どもたちの大半が『理解できる』ようにするためには私は学力テストの結果の公表ではないと思います。公表することで、傷つく子どもが一人でもいたら、失敗てあり、教育とは言えなくなります。 学力を身につけるためには、理解できる教え方、繰り返し学べる環境、わからないことをわかるまで聞ける環境が必要です。そのためには、30人学級の実現だと思います。 今日、21道県と1政令市で実施しいますから、品川区としても実施に踏み切ってほしいものです。 なお、『30人学級の実現』にむけて、6月13日に区長へ緊急も足入れを行ないました。 区長に区民生活守る緊急要望書 6月13日、日本共産党区議団は緊急要望を区長に行ないました。 4月の選挙戦で掲げた公約の実現にむけ、一刻も早く実現させたいという緊急的な要望事項を3点にまとめ提出しました。 その内容は、 1.特別養護老人ホームの増設 700人待機者がいる中、増設は切実な要求です。 先日発表された西五反田のケアハウスの入居は 高額な費用がかかります。安心で安価な特養こ そ区民のねがいです。 2.30人学級の実現 3.乳幼児医療助成制度の所得制限の撤廃 今年度からは就学前の90%までの方たちが受けられるようになりました。しかし、23区の中で相変わらず所得制限を設定しているのは品川区だけになってしまいました。区長は、「福祉だから所得制限があるのは当たり前」といって外しません。 不況と子育て費用かかかるという現実の中、早く撤廃をするべきです。 第二回定例区議会 なかつか亮議員が一般質問を行ないます。6月26日午後2時半ごろからです。 一、青年の就職難解決に向けて、実態調査、相談窓口の設置を |